リコーフレックスミリオンのカメラ修理

今日は「ボウリングの日」らしいですよ。
じいさんがカメラと同じくらいボウリングも好きで
私がまだ小さい頃に大会に出ては
景品もらって帰ってきてたことをよく覚えています。
家にじいさんのマイボールがあって
それでよく遊んでいました。
私が5歳のころにはボウリングに連れて行ってもらってたなぁ
(もちろん普通に投げられないから両手で転がすのですが。。。)
じいさんの晩年(私が20歳くらいの頃)何度か
一緒にボウリングを楽しみましたが
今となっては良い思いでです。
昔はアベレージ170はあったけど今は100いくのかな。。。(苦笑)

さてさて

本日は「リコーフレックスミリオン」のカメラ修理を行っています。
発売は1957年、いわゆるプレスボディの
リコーフレックスシリーズの一員で
ギアを手で回すことにより前玉を回転させピントを調節するのが特徴です。
このタイプのリコーフレックスは1950年発売の
リコーフレックスⅢから引き継がれているのですが
日本のカメラ生産量の半分以上をリコーフレックスが占めていたこともあると
いわれている大ベストセラーモデルです。

セルフコッキングもなく、フィルム送りも赤窓式で
非常にシンプルな造りのカメラです。
その分、他社の二眼レフに比べても圧倒的に軽く
撮影散歩にも気軽に連れ出せるカメラでもあります。

今回、お預かりしているリコーフレックスミリオンは
最大の特徴である歯車式のピントリングが
固着して全く動きません。
実はこのトラブル、プレスボディのリコフレでは
非常に多く見かけるトラブルです。
要は古いグリスが完全に固まってしまうことが原因です。
他、レンズには汚れ・クモリが見受けられます。
クモリは取れないことも多いのですが
今回はキレイに清掃できました。

写真は点検整備完了後に撮ったものです。
シルバーメッキの輝きも眩しく
非常に良い状態になりました。
もちろんピントリングも非常に軽く
指先だけですいすい回ります。
これなら撮影を存分に楽しんでいただけると思います。

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