コニカⅢのカメラ修理

今日は6月30日、1年も半分が終わったとのことで
「ハーフタイムデー」と呼ばれているようです。
今年も何だかよくわからないうちに
あっという間に終わりそうですね。
今年後半ももっとがんばらなくては!

さてさて

本日は「コニカⅢ」のカメラ修理を行っています。
1956年発売開始で、このⅢ型から
いわゆるセルフコッキングとなりました。
招き猫のような巻上レバーが特徴ですね。
シャッターはセイコーシャMXL
レンズはヘキサノン48mmF2です。
生産時期によって形状が異なりますが
基本的にLV値合わせのSS・絞りリングを採用しています。
LV値を無視して普通にマニュアルで露出を合わせるには
ちょっと慣れが必要かもしれません。

お預かりしているコニカⅢですが
まずシャッターが全く開きません。
このタイプのレンズシャッター機には
よくあることですが
シャッター羽根に油が滲んでいて
シャッターを切っても羽根が固着して全く開かない状況です。
加えてコニカⅢのトレードマークともいえる
巻上レバーが随分重くなってしまっています。
ファインダーもクモリが出ていて
二重像にもズレが見受けられます。

写真は整備後に撮ったものです。
レンズもファインダーも非常にクリアになりました。
もちろんシャッター羽根は軽快に動作しています。
総金属製でずっしりと重量感がありますが
コンパクトでどこにでも持っていけるカメラです。
このレトロ感溢れるルックスも魅力ですね。
かくいう私もコニカⅢは私物として
1台持っていてたまに使っています。
ヘキサノン48mmレンズは写りにも定評があり
なかなか楽しめるカメラです。

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