コニカC35FDのカメラ修理

今日は「パソコン記念日」だそうですよ。
1979年9月28日にNECから「PC8000シリーズ」が
発売されたことに由来しているそうです。
そういえば高校生の頃、初めて買ってもらったPCが
NECのPC8001mkⅡSR でした。
記憶媒体が5インチフロッピーでしたねぇ。。。
グラフィック表示が640x200ドット。。。
これを思うとこの30年くらいで
当時の想像を超えるほどの進化をしてますよね。。。
当時10円万以上したPCでメビウスしかしていませんでした(汗)
じいさん、ばあさん、ごめんなさい(苦笑)

さてさて

今日は「コニカC35FD」のカメラ修理を行っています。
当時、売れまくっていた「C35・じゃーに~コニカ」をベースに
シャッタースピード優先AEを装備し
レンズも大口径の38mmF1.8を搭載します。
キャッチコピーは「すご腕じゃーに~」でした。
1973年の発売開始です。
ノーマルC35よりは少しレンズのでっぱりが大きく
大柄に感じてしまいますが
それでも十分にコンパクトなカメラです。
プログラム露出のみとなってしまうC35に比べて
シャッタースピード優先AEで絞りを意識的に
コントロールできるというのはやはり便利ですよね。

今回、お預かりしているC35FDは
ご依頼者様が数十年愛用されているカメラです。
十年前くらいに一度整備されているとのことですが
今回、全く巻上ができなくなってしまったとのことで
当店にやってきました。

巻上ができない原因は
巻上ロックがシャッターをレリーズしても
かかったままになってしまうことが原因のようです。
他、距離計二重像のズレ、露出計・オートのズレが見受けられます。

写真は整備完了後です。
これから最終的なチェックと必要であれば微調整を行います。
小さくても適度な重量感があって
この時代のカメラは高級感がありますよね。
もちろんヘキサノンレンズの写りは申し分ありません。

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