オリンパスペンEFのカメラ修理

今日は「ようかんの日」だそうですよ。
少し冷やした羊羹に熱い日本茶で
ひといきつくなんて和みますよね~
あ、そういえば冷蔵庫に
お客様にいただいた羊羹が少し残っていたかも。。。
休憩のときにお茶入れていただきましょう!

さてさて

本日は「オリンパスペンEF」のカメラ修理を行っています。
その名の通りフラッシュを内蔵したペンシリーズ最終モデルです。
(EFは最後に発売開始となったモデルですが
最後まで生産され続けたのはEE-3です)
1981年の発売開始です。
フラッシュが内蔵されたことで外装はプラスチックになり
これまでのペンとは雰囲気が違いますが
シャッターユニットやセレンを利用したオート露出等は
他のペンEEシリーズと同様です。
手軽な大きさでフラッシュ内蔵で暗いところでも
撮影できるっていうのはやはり魅力的ですよね。

お預かりしているペンEFは
ご依頼者様が最近入手されたとのことです。
外装もキレイでセレンも元気いっぱいに起電しているようです。
ただ、一度落としてしまったのか
感度ダイヤルがゆるゆるでクリック感もなく
どうやら感度変更もうまく動作していないようです。
他、外装は非常にキレイなのですが
ファインダー、レンズにはかなりのカビが発生しています。

ここまでバラすと見慣れたシャッターユニット周りがみえてきます。
オート制御、露出計周り、シャッターユニットは
ペンEEシリーズ共通のものです。
もちろん赤ベロも同様です。
ボディ下側の電池のようものはフラッシュ用のコンデンサです。
余談ですが電池を抜いておいてもコンデンサには
かなり高圧(数百V)の電圧が残っている可能性が高いです。
うっかり感電すると相当なショックを受けますので
基本的に作業前には短絡させ放電してから作業に入ります。

感度ダイヤルの外れてしまっている部品は修復し
これからシャッターユニットの整備、レンズ清掃と
各部点検整備一式を行います。

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