今日は「クロスワードパズルの日」だそうです。
随分昔に時間つぶしでよくやっていた時期がありました。
頭の体操にもなるからなかなか良いのですよね。
最近は「頭の体操」的なことを何もしていないから
何か簡単にできることからやらなくてはいけませんね。
頭も身体もしっかり使っていないと
油断していくと衰えてい一方ですしねぇ。。。(苦笑)
さてさて
本日は「ローライ35S」のカメラ修理を行っています。
ローライ35シリーズ中でもゾナー40mmF2.8を搭載した
高級バージョンですね。発売は1974年です。
お預かりしたローライ35Sは
ご依頼者様が最近、入手されたものとのことですが
いろいろ問題を抱えてしまっています。
まず試し撮りを行ってみたそうなのですが
最初のほうは意図しない多重露光がかなりあり
コマかぶりも多発しています。
後半は少しばかりまともに撮れているのですが
今度は途中から巻上ができなくなったそうで
やむなく巻き戻したとのことです。
さらに露出計の絞り連動指針が動作しません。
フィルムカウンターも動きません。
さらにピントが大きくずれてしまっているようです。
。。。といった感じでなかなかトラブル満載の状態です。
フィルム送りのトラブルについては
巻き戻しレバーを戻してもスプロケットがロックせず
フリーの状態になってしまっているのが原因のようです。
途中から進み始めたのはその時点でやっと
スプロケットがロックされたからだと思われます。
途中で巻き上げられなくなったことに関しては
残念ながら再現ができなかったのですが
もしかしたら装填方法に問題があったのかもしれません。
どうやらこの個体、分解品らしく
露出計指針の動作不良は部品の組み付け間違いと部品の変形
カウンター不良はネジの緩みといった感じです。
不具合箇所の多さもさることながら
分解品ということで他に何かおかしなところがないか
より慎重に点検整備を行いました。
一通りの整備を終え、動作確認も行い
少し時間をおいて様子見をしている状況です。
今も昔も非常に人気の高いカメラですが
この小さくて精密な感じは確かにカッコ良いですよね。
しかしながら古いカメラでもありますし
間違った使い方をすると脆い部分もありますので
正しく優しく使っていただければと思います。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。