ミノルタSR505のカメラ修理

今日は「冬至」ですね。
「かぼちゃ」、「柚子湯」、「冬至粥」
「んの付く食べ物(運盛り)」。。。といったところでしょうか。。。
ちなみに冬至は昼の時間が一番短い日ですが
日没が一番早いのは冬至の約半月前
日の出が一番遅いのは冬至の約半月後だそうです。

さてさて

本日は「ミノルタSR505」のカメラ修理を行っています。
発売は1975年、SRTスーパーの後継機といった位置づけです。
この2年前には「ミノルタX-1」、前年には「ミノルタXE」が
発売されており、SRシリーズ最後のモデルとなっています。
つまりミノルタのメカニカルシャッター機として
最後のモデルということです。

基本的に丈夫なカメラで
ベースはSRT101ということもあって
実績のあるメカニズムです。
致命的な故障は非常に少ないカメラですが
さすがに発売されてから40年以上が経過しており
未整備だと色々不具合も出てきます。
今回、お預かりしているSR505も
シャッター幕軸の動きがかなり悪いようで
高速シャッターではかなり幕速のバランスが崩れています。
加えて何度かに一度はミラーアップしたまま
ミラーが降りてこなくなってしまいます。
ミラー駆動部の油切れもありますが
後幕がキレイに走りきらないのが主な原因だと思われます。
他、バッテリーチェックは動作していますが
露出計は針が踊るように上下に動き安定しません。
全体的な各部点検整備一式を行います。

基本的な構造はSRTシリーズ共通のものなので
相変わらず糸連動が多く
ちょっと手のかかるカメラではあります。
とはいえ、修理依頼件数が非常に多いカメラなので
見慣れた光景ではありますが。。。

これから本格的に分解を進めシャッター周りから
整備を行っていきます。

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