ニコンニューFM2のカメラ修理

今日は「七草粥の日」ですね!
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、
ほとけのざ、すずな、すずしろ、これらを朝の粥に
入れて食べるとその年は病気にならない。。。ということです。
同時に今日は「爪きりの日」で
新年最初に爪を切る日だそうです。
ここでも七草を浸した水に爪を浸け柔らかくしてから切ると
風邪をひかないといわれているそうです。
私の場合、ほっておいても風邪はひかないから大丈夫かな(笑)

さてさて

本日は「ニコンニューFM2」のカメラ修理を行っています。
このカメラが発売されたとき(1984年)、
私は中学生でカタログをカメラ屋さんでもらって帰って
一緒にもらってきたFE2のカタログと並べて
毎日、穴が開くほど眺めていたのですよねぇ。。。
当時のフラッグシップはF3ですが
それよりも最高速1/4000、シンクロ1/250という部分に
強烈に憧れていました。。。懐かしいですねぇ。。。
前身のFM2のシンクロ速度1/200から1/250に向上されたモデルです。
シャッター羽根のカシメ等々の見直しが行われているようです。

今回、お預かりしているニューFM2は
長らく使用していないものだということで
本格的に使う前に一通りの整備を行って欲しいとのご要望です。
さすがにモルトは全滅ですし、ファインダー視野内に
かなりの汚れとカビが見受けられます。
通常、ファインダー内にカビが見える場合は
そのほとんどはプリズムに付いている場合がほとんどなのですが
今回はスクリーンにもがっちりしたカビが発生しています。
清掃・洗浄でできる限り除去していきます。
それでもシャッターはきちんと動作しており
若干ズレがあるものの露出計も動作しています。

初代FMから受け継がれる端正なスタイリングで
文句なしにカッコ良いですね。
余談ですが一緒に装着されてお預かりしている
Aiニッコール28mm2.8s、
このレンズ最短撮影距離が0.2mなのですよ!
大抵の28mmレンズは最短0.3mなのですが
この10cmはなかなか大きいです。
マクロ的にも使えるとても良いレンズです。

まだ現状チェックを行っただけの段階です。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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