今日は「笑顔の日」だそうですよ。
常に笑顔でいることって大事ですよね。
皆さまもイライラすることは数多くあると思いますが
笑顔でがんばりましょう!
私も。。。ネジが固着して何をやっても取れなくても。。。
スクリーンが下から取れない一眼レフで
全て組み上げた後にファインダーにゴミが見つかっても。。。
笑顔でがんばりまーす!
(想像しただけで笑顔がひきつりそうですが。。。(汗))
さてさて
本日は「オリンパスXA」のカメラ修理を行っています。
先日、XA4の修理の紹介をいたしましたが
5種類存在するXAシリーズの中で
レンジファインダー(距離計)を搭載し
絞り優先AEで撮影ができるのは
この初代XAのみです。
そのためか他のXAシリーズに比べても
やはりこの初代XAの人気が高いように思われます。
発売は1979年。いわゆるクラムシェルタイプの
レンズバリアーを搭載した初めてのカメラだと思われます。
レンズキャップが必要ない上に
レンジファインダー機でありがちなキャップの外し忘れが
構造的にありえないのも非常に画期的です。
(個人的に過去何度これで失敗を繰り返したか。。。)
今回、お預かりのXAはご依頼者様から
部品取用の個体とともに2台お預かりいたしました。
。。。というのも実際に使われている個体の
後玉にかなり激しいカビとコーティング劣化が
発生しており部品取個体のレンズと載せ換えてほしいというご依頼です。
作業に入る前に両方の現状を比べたのですが。。。
XAに限らず、同じレンズでも生産時期によって
コーティングが異なったり
微妙に仕様変更がされている場合が多々あります。
今回もコーティングの色が2台で明らかに異なるようです。
加えてご依頼品は後玉だけでなく前玉にも
コーティング劣化があるようです。
というわけで結局レンズを全て載せかえることにいたしました。
作業的には工数が随分増えますが
今回はそれがベストだと判断いたします。
もちろんレンズ載せ換えだけではなく
シャッターユニット整備、露出計・オート調整等々の
各部点検整備一式を行いました。
写真はA11(フラッシュ)が装着されていますが
フラッシュを装着してもこのコンパクトさは非常に魅力ですね。
このままでもコートのポケットに楽々収まります。
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