今日は2月7日ということで
「フナの日」だそうです。
小学生くらいの頃、池や川に
よくフナを釣りに行きましたねぇ。。。
当時は食べることなんて考えていなかったから
家の水槽に何匹か残す分だけ持ってかえって
あとはまたリリースしていました。。。
虫取りもそうですが
あの頃は何でも生きているものを
捕まえてみたかったんですよねぇ(笑)
さてさて
本日は「コニカⅢA」のカメラ修理を行っています。
コニカスタンダードから始まるコニカのレンズシャッター式35mmカメラは
コニカⅠ→Ⅱ→Ⅲと続き
Ⅲでは前面に巻上レバーを配置し
セルフコッキングにも対応いたしました。
さらにⅢAではパララックス自動補正機構を搭載した
等倍ファインダーへと進化しました。
発売は1958年です。
搭載レンズは50mmF1.8と48mmF2のものが存在します。
シャッターユニットはセイコーシャMXLです。
お預かりしている「コニカⅢA」は
50mmF1.8を搭載したモデルです。
Ⅲ(A)は古い油や汚れのせいで
巻上が非常に重かったり動かなかったりするものも多いのですが
今回。お預かりのⅢAも動作はいたしますが
少々重いことと途中でたまに引っかかるような感覚があります。
加えてレンズシャッター機の定番ですが
シャッター羽根が固着しており
シャッター音はするものの羽根が動作していません。
バルブでシャッターを押しっぱなしにしてしばらく待っていると
「よっこらしょ」という感じでゆっくり開きます。
さすがにこれでは普通に写真は撮られない状態ですね。
これからシャッターユニットを分離して
まずはシャッターユニットの整備から行います。
シャッター羽根もそうですが
絞り羽根にも若干粘りが見られます。
以前も書いたような気がしますが
セイコーシャMXLはレンジファインダー機や
二眼レフに多く採用されている高級シャッターですが
最高速1/500は普段使わない別の強力なバネを使って
チャージリングを蹴飛ばしていく構造になっています。
そのため1/500を使う際には
無理をさせないためにも必ず1/500にセットしておいてから
巻上を行うことをお勧めします。
(当時の説明書にも書いてあります)
巻き上げてから1/500にセットもできなくはないですが
シャッターユニットに非常に無理な負担がかかります。
セイコーシャMXL搭載機をお持ちの方はお気をつけください。
それでは本格的な分解整備にこれから取り掛かります。