今日は「夏至」ですね。
北半球において昼間の時間が最も長い日ということです。
ちなみに1年で最も日の出が早い日は
夏至の1週間ほど前の日で
日の入りが最も遅い日は夏至の1週間ほど後だそうです。
夏至の前後には北極圏では白夜になるのですよね
夜のない1日ってすごいですよね。。。
さてさて
本日は「ミノルタSR-3」のカメラ修理を行っています。
ミノルタの初期の一眼レフですが
まず1958年にミノルタ初の一眼レフ「SR-2」が発売されます。
翌1959年に「SR-2」の普及版である「SR-1」が発売されます。
そして1960年に「SR-2」の後継である「SR-3」が発売されます。
モデル番号の付けられ方がちょっと変わっていますが
その当時は数字が大きいほうが上級モデル、という感覚だったらしいですね。
露出計の付いていないシンプルな一眼レフですが
ミノルタらしく使い心地の良いカメラです。
個人的にもSR-1,2,3はどれも好きなカメラです。
お預かりしているSR-3は
たまにシャッターが切れなくなるということでお預かりしました。
どういう状況のときに切れなくなるのか
詳しくお聞きしてみると。。。
「レンズ側絞込みレバーを押しながらシャッターを切ると
ほぼ間違いなくシャッターが切れず巻上もできなくなる」
「レンズを外してボディ側絞り連動レバーを
元の位置(絞らない状態)に手で戻し
もう一度シャッターを切ると復帰する」
。。。という状況とのことです。文章だとちょっとわかりにくいですね。
お聞きしたとおりに動作させてみると
確かにシャッターを切ってもミラーアップすらしない状況です。
ボディ側絞りこみレバーが動くのみです。
ミラーのチャージロック機構の動作不良かと思われます。
まずはこれからミラーボックスを外して
ミラー駆動部の動作を細かくチェックしていきます。
もちろん、シャッター周りの整備も並行して行います。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。