キヤノンF-1のカメラ修理

今日は7月11日とのことで
「セブンイレブンの日」だそうです。
セブンイレブン。。。当店の最も最寄のコンビニでもありますねぇ
特に変わったことがなければ朝と夜
1日2回は立ち寄っていますし
もはや私の身体はセブンイレブンでできていると言っても
過言ではないと思います。
全く自慢できた話ではございませんが。。。。(汗)
でも毎日、非常に楽しく利用させていただいてます!

さてさて

本日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
キヤノンが社運を賭けて開発した
初のプロ用フラッグシップ一眼レフです。
この分野での一眼レフはニコンFが圧倒的な強さを誇り
その後継機F2とぶつかる形でF-1はデビューしました。
ここから現在にも通ずる「ニコン・キヤノン2強時代」が
始まったと言ってもいいと思います。
メーカーのプライドを賭けて作られたモデルなので
F-1はもちろん素晴らしいカメラで現在も高い人気を誇ります。
定期的なメンテナンスを繰り返しておけば
致命的なトラブルに見舞われる事態は非常に少ないと考えられます。

今回、お預かりしているF-1は
ご依頼者様の家でかなり長い間眠っていたものと思われます。
それも残念ながら保管環境はあまり良くなかったようで
外装・内部共にかなりサビが発生していました。
加えて何故かファインダースクリーンが欠品しており
(スクリーン枠やコンデンサレンズは装着されています)
露出計は当然動かず
シャッターも1/500以上は全く開かない状態です。
頻繁にミラーアップしたままにもなり
スローガバナも固着気味です。
付属の高級大口径レンズ、FD55mmF1.2も
ヘリコイドグリスの固着、レンズにはカビが相当発生していました。

とにかくできる限り分解し、部品を洗浄・注油し
根気よく調整していくしか手段はございません。
そんな状態でもさすがフラッグシップ機、
何かが致命的に壊れているという部分はございませんでした。
ただちょっと困ったのが
ファインダー内SS表示の連動ワイヤーが
ほんの少し引っ張っただけで切れてしまうほど劣化していました。
ここは他中古部品と交換することで対応いたしました。

レンズの若干のカビ跡やコーティング傷みは残りましたが
普通に撮影するぶんには問題のないレベルまで
何とか直すことができました。
修理前の写真がないので比べられませんが
外観も相当改善できたと思います。
もう少しだけ様子見をして最終チェックを行って完成です。

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