ミノルタSRT102のカメラ修理

今日は「苗字の日」だそうですよ。
私の苗字は「迫田(さこだ)」です。
西日本では割とある苗字なのですが
どうやら関東ではあまり見かけない苗字らしく
こちらにきてからやたら「追田」と間違われます。
(こっちのほうがまず見かけない苗字かと。。。(笑))
メールでも間違われることが結構あります。
「さこだ」で変換すると出てくるはずなのですが。。。(汗)
ちなみに「迫田」が多い都道府県1位は鹿児島県で
2位は私の出身地の広島県。3位は大阪府だそうです。
「山間の小さな谷にある田んぼ」という意味らしいです。
すみません、個人的な話を長々と続けてしまいました。。。

さてさて

本日は「ミノルタSRT102」のカメラ修理を行っています。
「101」じゃないですよ。「102」なのです。
この頃のミノルタカメラは海外にも相当な台数を輸出していますが
そのときにネーミングを変えて輸出したものがいろいろ存在します。
中には国内モデルにない仕様だったりするものもあります。
今回の「ミノルタSRT102」、ネーミングからして
「SRT101の輸出モデルかな。。。」と思ったのですが
よく見ると「SRT101」ではなくて「SRTスーパー」のようです。
ペンタプリズム周りのデザインがまるっきり「SRTスーパー」で
絞り直読窓も付いており、スクリーンはスプリットです。

お預かりの「SRT102」は
ご依頼者様が最近入手されたもので
非常に外観の状態の良い精悍なブラックボディです。
シャッターは一応動作していますが
油切れの兆候が見受けられます。
露出計はアンダー気味で
今回、整備するにあたり1.5Vの電池使用で
適正な値になるように調整いたします。
加えてスクリーンに結構なキズがあるようなので
ご依頼者様と打ち合わせの上
状態の良い中古スクリーンと交換することになりました。

ちなみにこの頃のカメラ内蔵の露出計は
電圧調整回路等もなく
基本的に電池室からダイレクトに電圧がかかります。
そのためもともと水銀電池で1.3Vで調整されているものに
1.5VのLR44等をそのまま使用すると
1.5段ほどアンダー気味になってしまいます。
回路的には1.5Vで何も問題はないので
こういう整備の際には指定していただければ
1.5V仕様で調整いたします。

まだまだ途中ですが
これからさらに分解を進めて各部点検整備一式を行います。

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