今日は「瞳の日」だそうですよ。
私は生まれつき目が小さいので(苦笑)
目が大きくて目力のある人は羨ましいですなぁ。。。
まぁ見た目の問題は今更もういいですが
20歳過ぎくらいからメガネが必要になって
やはり手元の細かい仕事なだけに
目は大切にしなくてはいけませんね。。。
今、使っているメガネもあまり合っていないのです。
本当は遠くの見えやすい通常のメガネと
手元が見えやすい仕事用のメガネと2本必要ですね。
うーん、久しぶりにメガネ屋さん行ってみるか。。。
乱視用レンズが高くって1本4~5万円はかかっちゃうのですが。。。(汗)
さてさて
本日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
キヤノンAシリーズとしてはAE-1に続く2機種目のモデルで
Aシリーズ最高峰のカメラです。
SS優先AE、絞り優先AE、プログラムAE、
絞込み実絞りAE、ストロボAE、と5モードのオート撮影が可能です。
このあたりは現在の最新のカメラにかなり近いですね。
AE-1の約3倍の電子化を実現していると言われています。
ただし、その高度な電子化のため消費電力は多く
当時から高価な4SR44電池を
仕様状況にもよりますが2、3ヶ月で
使い切ってしまう大食いなカメラでもあります。
キヤノンらしい端正なルックスで
私も子供の頃に「かっこいいカメラだなぁ。。。」と
カタログを眺めていたことを思い出します。
お預かりしている「A-1」は
Aシリーズ全機種お決まりのシャッター鳴きに加え
オートが+2段ほどになってしまっています。
Aシリーズのシャッター鳴きはここでも何度も書いた有名な話ですね。
オートや露出計が妙にオーバー傾向になるのも
A-1では定番です。
Aシリーズ定番のシャッター鳴きは
ミラー駆動部のギアの油切れが原因です。
当然、注油は的確な位置に適量に行う必要があります。
で、早速ミラーボックスを外してみると。。。
。。。油だらけでした。。。(汗)
Aシリーズのシャッター鳴きの対処は
マウントのネジを一本外してそこから行うと
分解しなくてもできるというのも有名な話です。
それを否定するつもりはありませんが
あくまで最終的に注油すべき場所がきちんとわかっていて
そこに適量な注油でなければ新たなトラブルの原因となります。
そういえば少し前に整備を行ったA-1でも
油の差しすぎでミラー動作不良を起こしていた個体もありました。
今回はミラー周りが油まみれな上に
肝心のギアには油が届いていません。。。。
できる限り清掃し余分な油は拭きとって
ピンポイントで注油を行います。
何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」ということですね。
一通りの整備を行って
非常に気持ちよくシャッターを切れるようになりました。
A-1はプリズムとスクリーンの間に
まだコンデンサレンズが置かれているカメラで
そのコンデンサレンズに今回もクモリが発生していたのですが
これもキレイに清掃できています。
やはり今見てもカッコ良いカメラですね!
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。