今日は二十四節気でいうところの「小寒」ですね。
小寒から節分まではいわゆる「寒の内」で
最も寒くなる季節ということです。
小寒から「寒中見舞い」を出す時期でもありますね。
お店にいると下がコンクリートで底冷えする上に
入り口の隙間から冷気は入ってくるし
エアコンつけていても1日中「寒いなぁ。。。」と思いながら
仕事しています(苦笑)
毎年、何か対策しなくちゃ。。。と思いつつも
我慢してやり過ごしています。。。
帰りは銭湯で暖まって帰ることにしましょう!
さてさて
本日は「カロフレックス」のカメラ修理を行っています。
コルゲンコーワやキャベジン等で有名なコーワの
光学部門で作っていたカメラです。
現在でもプロミナーブランドでレンズの生産・販売を行っています。
この「カロフレックス」、なかなか操作性をよく考えられたカメラです。
ピントリングは巻上クランクと同軸上にあり
巻上とピント合わせは右手だけで行えます。
セルフコッキング+セミオートマットで基本的に使いやすく
フィルムカウンターはありがちな側面ではなく
上部に搭載されており、撮影中に簡単に確認ができます。
シャッタースピードの最高速は1/250で
シャッタースピードレバー、絞りレバー、
両方とも表示にあわせたクリックがきちんとあり
これも非常に使いやすいですね。
(二眼レフで絞り側にもクリックがあるのはめずらしいと思います)
レンズはプリミナー75mmF3.5を搭載します。
お預かりしているカロフレックスは
ピントリングにひっかかりがあり
加えて巻上クランクを回すとピントリングが
勝手に少し動いてしまいます。
シャッターそのものは若干粘りがあるものの
とりあえずは動作している状態です。
ピントリングの引っかかり及び
巻上時に動いていしまう不具合は
巻上レバーの取り付けが悪く
わずかに斜めになっているために
ピントリングに干渉してしまっていたせいでした。
その他、シャッターユニットの整備、
ファインダーミラー交換、ファインダー清掃
ピント調整等々、一通りの整備を行いました。
これで気持ちよく使っていただける状態になったと思います。
それにしてもこの時代の二眼レフは
どれも高級感ある造りで眺めているだけでも楽しいですね。
特にこのカロフレックスは撮影にも使いやすくて
非常に魅力的ですね。
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