今日は「囲炉裏の日」だそうですよ。
囲炉裏のある古民家とか住んでみたいですねぇ。。。
この季節、お店にいると
常に寒いと感じながら仕事しているので
囲炉裏ので温まりながら煮物とか食べたいですねぇ。。。
串に刺した焼き魚なんかもいいですねぇ。。。
日本酒は燗がいいなぁ。。。妄想が止まりません(笑)
床を掘ったタイプの囲炉裏は
そう簡単に作れるものではありませんが
最近は囲炉裏テーブルとかもあるのですね。
うーん、どちらにしてもそんなものを置くスペースはないなぁ。。。
そういえば数年前に火鉢を本気で買おうかと
検討したこともありました(苦笑)
さてさて
本日は「ニコンFフォトミックT」のカメラ修理を行っています。
ニコンFのボディに露出計内蔵のフォトミックファインダーが
装備されたものです。
Fのフォトミックファインダーは4種類存在します。
最初の「フォトミック」(外光式)
今回お預かりしている「フォトミックT」(TTL方式平均測光)
「フォトミックTn」(Tを中央部重点測光に変更したもの)
「フォトミックFTn」(Tnに開放F値補正機能が付いたもの)
いずれも受光素子はCdSです。
お預かりしている「FフォトミックT」は
ご依頼者様のお父さまが使っていたものだそうです。
かなり長い間、仕舞いこんであった様子で
全体的にサビ・汚れもあります。
とりあえずシャッターは動作するものの
高速シャッターの精度は全く出ておらず
スローシャッターではガバナが動作不良です。
フォトミックTファインダーの露出計は全く動きません。
経年劣化はかなり見られるものの
元々、丁寧に使われていて
その後も大切に仕舞いこまれていたものなので
致命的な部品の欠損や破損はないと思われます。
全体的にリフレッシュして動きやすくする処置が必要です。
付属するニッコールオート50mmF1.4も
カビがかなり発生しており
ピントリングもスカスカになっているので整備・清掃を行います。
動く部分はとにかく全て念入りに清掃して
適度な注油を行い、動きを確認する作業を繰り返します。
Fのフォトミックファインダーは
摺動抵抗の劣化の状況や電池室の腐食具合によっては
修理不可能な場合も多いのですが
今回は摺動抵抗に接するブラシの汚れが酷く
全く導通していなかったことが不動の原因で
何とか実用に問題ないレベルまで直すことができました。
ちょっとこの頭でっかちなのがまた良いのですよねぇ。。。
完全に余談ですが。。。
私が祖父さんから引き継いだFが2台あるのですが
1台はフォトミックTでした。
初めて触ったカメラもフォトミックTでした。
小学校に入った頃だったかな。。。
祖父さんに
「針が真ん中になるように絞りを回して・・・」
などと教わったことを鮮明に思い出しました(笑)
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