キヤノンFTのカメラ修理

今日は「しっかりいい朝食の日」だそうです。
「し(4)っかりいい(11)」。。。の語呂合わせだそうです(笑)
朝ごはんは大事ですよね。
1日のスタートですから
まずはしっかり食べなくては始まりません。
最近、夜8時以降は飲み会とかがない限り
食べないようにしているので
朝起きるとお腹ペコペコです。
(寝る前に既にかなりお腹すかせていますが。。。(苦笑))
食べすぎは良くないとは思うのですが
最近の朝食はお米1合半に何かお肉系のおかずに
(たまに朝っぱらから牛ホルモンとか焼いていますが。。。)
野沢菜。。。というのがパターンです。
朝、しっかり食べる分には意外に太らないみたいです。
その代わり昼と夜はなるべく軽めに済ませるように心がけます
(心がけているだけで
なかなか軽めにはすまないのですが。。。(汗))

さてさて

今日は「キヤノンFT」のカメラ修理を行っています。
少し前までは「FTb」がコンスタントに修理依頼があって
「FT」はめったに依頼はなかったのですが
ここのところFTbよりも頻繁にFTの修理を行っています。
FTは1966年発売開始で
絞込みTTL測光機です。
対応する当時のレンズはFLマウントです。
絞込み測光機なので
セルフタイマーレバーと兼用となっている
絞込みレバーを押すと露出計もオンとなります。
キヤノンお得意のクイックローディングシステムを搭載し
フィルム装填は慣れていない方でも簡単です。
スクリーンの上に配置されている
コンデンサレンズの中にハーフミラーを受けこみ
コンデンサレンズ背後にある受光体で露出を計測します。
構造上、中央部部分測光となり
他の多くのカメラで見られる
接眼レンズ脇に受光体を組み込む方法より
厳密な露出が得られるというのがセールスポイントです。

お預かりしているFTは
全体的に油切れのせいか動きが悪く
高速シャッターのバランスは崩れ
低速シャッターだとミラーアップしたままになってしまいます。
スローガバナも固着気味で
SS1秒だとシャッターが開いたままで
完全に固着してしまいます。
露出計はバッテリーチェックは動作するのですが
絞込みレバーを押しても全く反応しません。
おそらく絞込みレバーに連動する
露出計SW部に問題があるようです。

シャッター周りやミラー周りの整備も
もちろんこれから行うのですが
まずはミラーボックスを取り外して
前板裏側にある露出計SW部をチェックします。
接点の汚れやサビで接触不良を起こしているのかと
予想していましたがSW部接点自体は
全く悪くないようです。
試しにミラーボックスを外したまま
リード線を繋いでみると露出計は普通に動作します。
それなら。。。とそのままミラーボックスを
組み込むと露出計はまた不動となります。
どうやらSW部の絶縁が悪いようで
ミラーボックスを組み込むとショートしてしまうのですね。
原因がある程度はっきりしたので
対処を行いつつ、シャッター周り・ミラー周りの整備を行います。

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