ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

今日は「瀬戸大橋開通記念日」だそうです。
1988年のこの日に岡山県倉敷市と
香川県坂出市を結ぶ
本州・四国連絡橋の「児島-坂出」ルートが開通しました。
これで四国と本州が橋で繋がったわけですね。
広島にいた頃に一度通ったことがあるだけなのですよねぇ。。。
その後、尾道-今治ルート(瀬戸内しまなみ海道)も
開通しましたが
これも全線開通前に途中までは何度か行ったことがあるだけです。
神戸・鳴門ルート(明石海峡大橋)は新幹線から
橋を見たことがあるだけですね。。。(苦笑)
どのルートも機会があれば改めて渡ってみたいですね。
ちなみに瀬戸大橋は本州四国連絡橋の中でも
唯一の鉄道道路併用橋で
世界一長い鉄道道路併用橋として
ギネス世界記録に認定されているそうです。
うーん、本四備讃線、乗ってみたくなってきました。。。

さてさて

本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
絞り優先AE専用機として発売された「ME」の発展版で
マニュアル露出モードが追加され
シャッタースピードの最高速は1/2000になりました。
さらにファインダースクリーンには
クリアーブライトマットスクリーンが採用され
より明るくピントのキレも良くなりました。
基本的にMX以外のMシリーズは
MEがベースになっていますので
MEもMEスーパーもミラー駆動部周りの
定番のトラブルは同様に多発します。

今回、お預かりのMEスーパーも
数日前に修理を行ったMEと同様に
シャッターは切れないが巻上は何度でもできるという症状です。
原因はやはりミラーチャージロックがかからないためで
ミラーチャージロックがかからない原因は
(シャッターを切ってもロック位置に戻らない)
ミラー駆動部の何箇所かに取り付けられている
ゴムブッシュの劣化が原因です。
対策済みの個体もまれに見かけるのですが
ゴムブッシュではなく
プラスチックのブッシュを入れることにより対応します。
プラスチックもいつかは劣化する可能性がありますが
環境によっては比較的短い確実に劣化し
粘着質になり動きを妨げるゴムよりはかなり良いとは思います。

まずは劣化してベタベタになっているゴムブッシュを
キレイに取り除くことから始めます。
電子制御シャッター機ですが
今回も電子基板関連に問題はないようです。
この時期のペンタックス機なので
内部モルトも多めです。もちろん全て交換します。
未整備のMEスーパーは
このミラー駆動部の問題を抱えている個体が非常に多いですが
きちんと整備してしまえば
コンパクトで使い心地もよく
なかなか良いカメラだと思います。
もう少し評価が高くても良いのでは。。。と思うのですが。。。

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