キヤノネットQL17G-Ⅲのカメラ修理

今日は「空飛ぶ円盤記念日」だそうですよ。
1947年にアメリカで最初に目撃されたことが
由来となっているそうです。
うーん、残念ながら私は見たことがないのですが
実在するなら一度は見てみたいですねぇ。。。
地球以外にも知的生命体が生存しているというのは
全くおかしくはないとは思いますが
UFOが即、地球外から来た宇宙人の乗り物だとは
なかなか考えにくいとは思いますが。。。。
でも子供の頃にはUFO関連の本も結構読んだかも。。。
先述の1947年のケネスアーノルドの「空飛ぶ円盤(Flying saucer)」の話も
小学生の頃には本で読んで知ってたし。。。
UFOが出るかどうかはともかく
たまにはのんびり寝転がって夜空を眺めてみたいものです。

さてさて

本日は「キヤノネットQL17G-Ⅲ」のカメラ修理を行っています。
1961年から始まった「キヤノネットシリーズ」の
最終モデルとなるカメラで1972年に発売されました。
社会現象ともなった初代キヤノネットに比べると
随分コンパクトになりましたが
露出計指針挟み込み式のシャッタースピード優先AEを搭載し
マニュアル露出も可能(露出計はマニュアル時には使用不可)
大口径のレンズ搭載のレンジファインダー機。。。と
基本的なスペックは初代から全く変わっていません。
モデル名の「QL」は「Quick Loading」の略で
フィルム装填時にフィルム先端をスプールに差し込むことなく
装填を可能にしたこの頃のキヤノンお得意の機能です。
ニューキャノネット以降ではカウンターが「1」になるまでは
シャッターをいちいち切らなくても連続して巻き上げることができます。

お預かりしている「G-Ⅲ」は
ファインダーやレンズに汚れがかなりあるものの
一応一通り動作している様子です。
キャノネットによくあるオート時の絞り制御の動作不良もないようです。
。。。とはいえ。。。露出計、オートの精度はあまり良好とはいえません。
加えて、露出計が少し不安定かな。。。と思い
電池室を外してみるとその裏では
ハンダ部分に緑青が見られハンダ付けされているリード線は
ピンセットでほんの軽くつまんだだけで
ポロッと取れてしまいました。
断線するのは時間の問題だったようです。
このタイプのコンパクトカメラは
裏蓋の遮光に大量のモルトが貼られていることが多いのですが
G-Ⅲも同様でもちろん全て劣化してしまっています。

ボディがコンパクトになったことで
初代キヤノネットや以前のQL17に比べると
隙間なくぎっしりメカが配置されている印象です。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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