今日は「菜っ葉の日」だそうですよ。
ナッパ。。。といってもサイヤ人ではないですよ(笑)
本来、葉物野菜全般のことですが
私が子供の頃、家では「菜っ葉」といえば
広島菜のお漬物でした。
これが白いご飯に合うのですよ。いくらでもお米が食べられます。
こちらだとなかなか手に入らないのですが
菜っ葉でご飯食べたい!と思ったときには
最近はとりあえず野沢菜で代用しています。
もちろん野沢菜もとても美味しいのですが。。。
広島菜、野沢菜、高菜で「日本三大漬菜」と呼ばれているのですね。
ちょっと割高になるけど
ネットで頼めば広島菜も簡単に手に入るのですけどねぇ。。。
美味しくお米をいただくために頼んでみようかな。。。
さてさて
本日は「オリンパスペンD」のカメラ修理を行っています。
初代ペンが発売され、その高級版としてペンSが追加となり
さらに最高級版として登場したのが「ペンD」です。
「ペンD」、「ペンD2」、「ペンD3」、ちょっと異端児的な「ペンEED」と
シリーズ化されました。
今回は1962年に発売された「ペンD」です。
Fズイコー3.2cmF1.9の大口径レンズを搭載し
シャッター最高速も1/500まであり
セレン光電池式の露出計も装備しています。
露出計はカメラ本体とは非連動でLV値を表示します。
そのLV値を読んでカメラ側で絞り・SSを設定します。
そのため鏡銅にはSS・絞り値に連動するLV表示窓も装備されています。
それでいてサイズはペンらしくポケットに入るほどの大きさです。
マニュアル撮影派であれば持ち歩くのに最適なカメラですね。
セレン光電池使用の露出計ということで
やはり露出計関連のトラブルも多いカメラです。
今回もお預かり時に測定してみると
+2.5段~+3段、といった感じで指針の振れが全く足りません。
大抵の場合がセレン光電池の劣化が原因で
修理不可能な場合が多いのですが
今回はセレンではなく露出計そのものに問題があったようで
露出計の整備を行った結果、問題ないレベルに調節することができました。
でも今回の成功例はレアケースかと思われます。
加えてシャッター羽根、絞り羽根共に油シミで粘りまくりです。
特に絞りはリング操作も重く、あまり動かしていると
羽根が壊れてしまう可能性もありそうです。
さらにシャッターが巻き上がった瞬間に勝手にシャッターが切れてしまったり
巻上が止まらずに一気に2コマ分巻き上がってしまうという症状もあります。
これも結局のところはシャッター羽根の粘りが原因と思われます。
まだ大雑把にユニット別に分解しただけですが
まずはこれからシャッターユニットの整備を行っていきます。
羽根分解まで行って羽根は徹底的に洗浄していきます。
露出計は今回、修理不能な可能性が高いということを
最初にご依頼者様に説明しておいたのですが
「調整不可能な場合をこれを使ってください」とのことで
比較的、精度の出ている(+1程度)露出計が付いたペンDを
もう1台お預かりしていました。
でも今回は使わずに済みそうです。
貴重な露出計をひとつでも助けることができるのはやはり嬉しいですね。
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