今日は「ゲームの日」だそうですよ。
もちろん勤労感謝の日でもあるのですが
仕事や勉強の尊さをはっきり自覚しながら
ゆとりある遊びとしてのゲームを楽しみましょう!ということだそうです。
PS/PS2の時代の頃には結構色々なゲームやりましたし
ゲーセンにもわりと通った時期があったのですが
今はもうすっかりやらなくなりました。まぁ時間も取れないし(苦笑)
でも最新のゲームのレビューをチラッと見ると
めちゃくちゃ進歩してて面白そうですよねぇ。。。
きっとやり始めると仕事に影響が出るほどハマりそうなので
あまり近づかないようにしてはいますが。。。
さてさて
本日は「リコーフレックスダイヤL」のカメラ修理を行っています。
リコーフレックスといえばプレスボディで
ギア式のピント合わせ機構を持つシリーズが
爆発的に売れ、二眼レフとしては軽量で現在でも人気がありますが
ダイヤシリーズはそのプレスボディのリコフレとはまた異なる二眼レフです。
ダイキャストボディでヘリコイド式のピント調節機構を持ち
レンズボードの両側にあるレバーでピント調節を行います。
ダイキャストボディのためプレスボディのリコフレよりは
大きく重いですがその分、しっかりとした構造で質感も堅牢性も高いです。
今回の「ダイヤL」は1957年の発売でセレン光電池を使用する露出計も備えています。
しかしながら今回もそうですがセレン光電池が劣化して起電しない状態だと
残念ながら修理は不可能です。
レンズはリケノン80mmF3.5を搭載し
シャッターユニットはセイコーシャMXLで最高速は1/500です。
いつも書きますが1/500シャッターは通常とは別バネを使用するため
1/500を使う場合はシャッターチャージ前に1/500にセットして使います。
セルフコッキングはありませんが
フィルム装填はスタートマーク合わせ式のセミオートマットで巻止めも装備されています。
お預かりしているダイヤLは
おそらく随分長い間仕舞いこまれていたものと思われます。
シャッターに粘りもありレンズにカビも随分発生しています。
ファインダーもクモリとカビで鮮明には見えません。
もちろんファインダーミラーの劣化は激しくここは交換で対応します。
露出計は先述のとおり残念ながら復活できませんが
それ以外の部分は通常の整備一式で快適に動作するようになります。
左右に配置されたピントレバーが外観上の特徴ですが
このピントレバーの操作性は非常に良く
ノブ式のものよりスムーズにピント合わせができると思います。
お預かりの個体はこのピントレバーの片側が
変形してしまっていてボディに干渉していたのですが
できる限り修正してボディには干渉しないようにしてあります。
ちょっと変わっているのはセルフタイマーで
向かって右上のスライド式のボタンなのですが
通常レンズシャッターユニット内にセルフタイマーは装備されるものが
ほとんどなのですがこのカメラの場合はシャッターユニット外部に装備されています。
タイマーチャージはシャッターチャージと連動して行われ
常にボタンをスライドするだけでタイマーが起動します。
この時代の国産二眼レフは基本的にはローライのコピーなのですが
各メーカーいろいろと独自の工夫が凝らされ
質感も非常に高く魅力的なものばかりですね。
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