ヤシカエレクトロ35GTNのカメラ修理

今日は「いいえがおの日」だそうです。
「笑う門には福来る」と昔からいいますからねぇ
もちろん私もお店ではなるべく笑顔でいようと
心がけていますが(汗)
忙しくしてなってくると殺伐としてきますからね。。。気をつけます(笑)
そういえばプライベートでお腹抱えて笑うほどの
面白いことは最近ないような気が。。。
まぁ、基本単独行動ですから
ひとりで笑い転げているほうがよほどマズいような気が。。。
それなりに楽しんでいるほうだとは思っているので
とりあえずよしとしておきます。
仕事もプライベートもふてくされていることのないように
前向きに過ごそう!ってことですね。
うん、そのくらいなら十分クリアできてるかな(笑)

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GTN」のカメラ修理行っています。
先日も書きましたが最近、初期のエレクトロの修理が多いですね
写りの評価の高いカラーヤシノンDX45mmF1.7の大口径レンズを
搭載する電子制御シャッターのレンジファインダー機です。
基本的な構造は初代エレクトロからそれほど変わっていませんが
このモデル以降のエレクトロは小型化されていくので
初代と同じ大きさのボディを持ったエレクトロとしては
このGTN(ブラック)とGSN(シルバー)が最終となります。
このモデルからホットシューも追加になっています。

お預かりしているGTNは非常にキレイなブラックボディです。
分解整備歴はないものと推測されるのですが
各部の状態も経年を考えれば非常に良いほうだと思います。
レンズ・ファインダーも若干のカビが発生していますが
清掃で取れる程度です。
電池室も蓋側に若干の腐食跡が見られますが
マイナス側は非常にキレイで
十中八九、腐食や劣化で断線状態のマイナス側裏端子のハンダも
非常にキレイな状態です。
エレクトロで良く問題になるレリーズ直下のゴムブッシュの状態の良好です。
ただし、接点の汚れあるいはハンダの劣化のせいかと思われますが
オート制御がしっちゃかめっちゃかで
たまに十分明るいところでスローシャッターを選択してしまうことがあるようです。
(もちろん黄色警告ランプも点灯します)
測定機で計ってみると制御が不安定なようで
シャッターを切るたびに+2段~-1.5段の範囲で外すようです。
絞り優先AEで絞り羽根はシャッターを切る前から一定なので
シャッタースピード制御が不安定なようです。

電子制御シャッター機の場合のオート不良は
電子基板異常の場合も確かにあり、その場合には修理不能ですが
エレクトロの場合は大抵の場合、接点の接触不良や
ハンダ不良が原因のことが多いです。
シャッタースピードやオートを調整するボリューム等があるわけではないので
良好な通電状態にすれば後は電子部品がきちんと働いてくれれば
ある程度の精度はでるはずです。
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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