ニッカ3-Fのカメラ修理

今日は3月10日ということで
「サトウ」という語呂合わせに関する記念日が
たくさんあるようです。
そんな中、あえて語呂合わせではなく
今日は「東海道・山陽新幹線全通記念日」です。
1975(昭和50)年のこの日に「ひかりは西へ」の
キャッチフレーズのもと
山陽新幹線・岡山駅~博多駅間が延伸開業し
山陽新幹線が全線開業したのですね。
つまり私の地元、広島に新幹線が開通した日でもあるのです!
(正確には私の地元は呉なので広島駅は少し遠いですが(苦笑))
さらに新幹線のおかげで移動が
楽になったせいもきっとあると思いますが
同じ年に我らが広島東洋カープが初のリーグ優勝を果たしたのです!
私もじいさんに連れられて呉線に揺られて
新幹線をわざわざ広島駅まで見に行きました
(乗りはしなかったのですが)
それほど画期的な出来事だったのですね
当時はいわゆる0系新幹線です。
最新の新幹線ももちろんカッコ良いですが
やはり新幹線と言えば個人的にはやはり0系のイメージです。

さてさて

本日は「ニッカ3-F」のカメラ修理を行っています。
いわゆるバルナックライカコピー機ですが
ニッカカメラの製品はどれも品質が良く
当時はもちろんですが現在も根強い人気のあるメーカーです。
後にヤシカに吸収合併となり
前身の「ニッポンカメラ」から数えて
1940年代から1950年代に存在したメーカーです。
同じ時代に同様のカメラを生産していた
レオタックスが一番のライバルだったと思われますが
レオタックスが東京光学の「トプコール」を標準で装着するのに対して
ニッカは日本光学(現ニコン)のニッコールを標準としたのも
非常に対照的ですね。
「3-F」はニッカ5型の普及版として発売され
「5型」と同じくダイキャストボディで作られますが
「裏蓋開閉機能」、「1/1000シャッター」、
「視度補正レバー」が省略されています。
とはいえ機械的動作部分はほぼ「5型」と共通で
非常にしっかりと作られたバルナック型カメラです。

この時代のバルナックタイプのカメラというと
基本的にシャッター幕交換が前提になることが多いのですが
今回の「3-F」はめずらしくシャッター幕の状態は
全く問題ありません。
ただしさすがに各所に油切れの兆候が見られ
シャッタスピードは不安定です。
装着されているニッコールH/C50mmF2も
レンズに汚れ・カビが見受けられ
絞り羽根には油滲みが見られます。
ボディ・レンズ共に全体的に清掃・整備が必要な状態です。

画像は一通り整備が完了し
動きが安定するのを様子見している状況のものです。
整備前に判明したのですが
ボディ側のフランジバックの
微調整部が狂っていたらしく
フィルム面での無限遠が微妙に出ていませんでしたが
それもマウント部のフランジバック調整で
きっちり精度を出すことができています。
もちろんシャッター及び巻上は非常にスムーズに
動作するようになりファインダー・レンズも非常にクリアです。
高速SSもしっかり精度を確保して安定して動作しています。
これでご依頼者様にも気持ちよく使っていただけることと思います。

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