ペンタックスSPⅡのカメラ修理

今日は6月10日「時の記念日」ですね。
この記念日、なぜか子供の頃から知っていて
「あれ祝日じゃなかったっけ?」と思うほどなのですが
6月は祝日がないですし
「時の記念日」を祝日にすればいいのに。。。
まぁ、そうなっても
今の私としてはあまり関係なかったりしますが。。。(苦笑)
「時の記念日」はあまりにメジャーなので
とりあえずおいといて
今日は「ミルクキャラメルの日」なのだそうですよ
森永のあの黄色いパッケージで昔からあるあれです
美味しいですよねぇ。。。子供の頃だけじゃなく
大人になってからも結構食べてますよ。
食べ始めると止まらなくなって
あっという間にひと箱空になるのです。
キャラメルだけじゃなくて飴とかもそうなのですが
食べ始めるとなくなるまで止まらないのですよねぇ
そんな食べ方しているから糖尿病になるのですよねぇ(汗)
ほんとこらえ性がないのは昔から変わりません。。。
でもさすがに長らくミルクキャラメルは食べてないなぁ
「お菓子のまちおか」にいけば絶対にあるよなぁ
中野ブロードウェイ行って来ようかな
きっとそれだけじゃすまないから
お菓子たくさん買っちゃうんだよなぁ。。。うーん。。。

さてさて

仕事に集中してお菓子のことはいったん忘れましょう…(笑
今日は「ペンタックスSPⅡ」のカメラ修理を行っています。
大ヒットしたSPの復刻版です。
元々のSPのデビューは1964年で
SPⅡは1974年発売です。ちょうど10年後だったのですね
実は前年にSPFがデビューしています。
それでもシンプルな絞込測光を望む層がある程度いたということなのですね。
主に海外ユーザーからの要望が多かったのだそうです。
smcタクマーで開放測光しない限りはSPの方が
割り切った構造で使いやすいかもしれませんね
修理する立場とすればやはりSPのほうが整備性は良いです。
マウント周りに配線がないというのは
やはり何をするにもやりやすいです。
ミラーボックス脱着の際のリード線外しの数もSPFの半分以下で済みます。
このSPⅡと従来のSP、違いはほとんどないのですが
唯一の変更点としてアクセサリシューに
X接点が追加されホットシューとなりました。
フラッシュを頻繁に使う方にはやはり便利さが全く違いますよね。
大体がシンクロコードのあるフラッシュ自体が
今や中古品しかなく正常動作品を探すのも大変ですものね。
(シュー接点のみのコンパクトな汎用フラッシュもなかなか
まともな中古品は見つからないですがコード付きよりは現存数が多いかな)

お預かりしているSPⅡはまず露出計が動きません。
電池室はそれほど汚れている感じではないのですが
お預かり時に当時のままの水銀電池(H-B)が入れっぱなしで
液漏れ等はなかったのですがやはりガスが出てしまうため
電池室裏の接点は緑青がびっしり付いていました
当然そこから伸びるリード線も腐食してしまっています。
全体的に動きが悪く
高速シャッターの精度は全く出ておらず
低速はスローガバナの動きが粘り気味です。
定番のプリズム腐食はかろうじてありませんでしたが
プリズムにぐるりと巻かれた遮光材はボロボロに劣化しており
このままあと数年放置していると
置きまrのファインダー内に黒い横線が入るプリズム腐食に
発展したと思われます。

これからミラーボックスも降ろして
シャッター幕軸、ミラー駆動部等の整備を一通り行います。
あちこちの動きや接触不良が起きている状態ですが
全体的なダメージとしてはそれほどではありません
整備しないと使い物にはならないですが
きちんと整備を行えば当分安心して使える状態になると思われます。
外装もだいぶ汚れていますが
整備後再組立ての際にできる限り磨き上げて
気持ちよく使えるレベルに持っていきたいと思います。

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