今日は「おまわりさんの日」だそうですよ
1874(明治7)年6月17日に日本ではじめて
巡査制度が開始されたのに合わせて
警察官(おまわりさん)という職業が誕生
同年、交番制度もはじまったことに由来しているそうです。
ただ、これ誰ともなくいつからか言われている
記念日で何かイベントがあるわけでもなく
いわゆる日本記念日協会による認定登録も
されてもいないようです。
昔に比べると特に地方では交番も
ずいぶん減ったような気がします
子供の頃にも近所に交番があって
何度か落とし物とか届けに行ったことがあるなぁ
ちょっとおっかないところ。。。ってイメージだったかな
中学生・高校生になっていくと
いろいろ見つかっちゃいけないところ。。という感じになり(笑
大人になってからは
「いざというときには頼りになるけど
あまりお世話になってはいけないところ」ってイメージですかね?
今は本当に物騒な世の中で
想像を超えるようなできごとや事件もあると思うので
本当に警察官って大変な仕事だと思います。
何かあったら通常の人以上に叩かれるでしょうし。。。
先程も言ったように頼りにはしていますが
余計な手を煩わさせることのないように
慎ましく暮らしていかなくては…と思います(大袈裟かな(笑))
さてさて
本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
つい数日前にも「MX」の修理ブログでしたね
OM-1ほどではないですが
やはりMXも修理依頼がコンスタントにあるカメラです。
先日はブラックのMXでしたが
今回はシルバーのMXです。
つい先日書いたばかりなので
MXの成り立ちやスペックに関することは割愛しますが
軽量コンパクトな機械制御シャッター一眼レフという
立ち位置は元祖OM-1とこのMXがやはり2大巨頭というところだと思います。
前回も書きましたが
他大手メーカーがあまり手を出してないジャンル…ということは
それなりに難しさが当然あるわけで
特に誕生から40年以上経過した今となっては
少々華奢な部分や脆い部分があって当然かと思います。
同じ年代でもっと大きくて重い一眼レフでは
あまりないようなトラブルも正直なところ発生します。
そういう部分も含めて軽量コンパクトな一眼レフというのは
長所・短所それぞれ併せ持っていると思います。
お預かりしているMXは
「写真に幕のようなものが写りこむ」とご指摘いただいています。
こちらでテストしてみた分にはその症状自体は
確認できなかったのですが
やはりシャッター幕(先幕・後幕)のバランスは大きく崩れており
例えば1/1000で測定すると
走り始めは1/2000、写真真ん中で1/1000
走り終わりで1/500といった感じです。
これが酷くなると写真の一部が
黒くなってもおかしくはないかなという感じです。
さらに整備を始めてわかりましたが
過去に分解歴があるようで
それもおそらくプロの仕事ではないかと思われます。
(詳細は書きませんがいくつか問題点あり)
ただ、致命的な問題を抱えているわけではなく
こちらでしっかり整備すれば通常の精度は何とか確保できそうです。
MXといえばLED式の露出計もセールスポイントのひとつですが
今回のMXはこれも全く動作していませんでした。
単純にSW等の接触不良によるものでしたが
いわゆる指針式のものに比べると
トラブルを抱えると修理不可能な場合も結構あるので
個人的にはここは指針式が好みではあります。
何にせよ今回はここも通常の整備修理で問題ない状態に直せそうです。
外装もできる限り清掃したので
見違えるほどにキレイになりました。
ブラックも精悍で良いですが
やはりシルバーもかなりいいですね。
シャッタ幕軸の清掃・注油等も行っているので
少し落ち着くまで様子見をしている段階です。
これから最終チェックを行い
必要であれば微調整を行い完成となります。
非常に気持ちよく使える状態になっていると思います
ご依頼者様にも存分に撮影を楽しんでいただけることと思います。
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