オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「ソフトクリームの日」だそうですよ。
美味しいですよねぇ
一般的なアイスクリームも美味しいですが
ソフトクリームはまた違った良さがありますよね
アイスほど冷たくはないのですが
あの滑らかさは何とも言えず良いものです。
ソフトクリームもアイスクリームと同じく
乳固形分と乳脂肪分の含有割合によって何種類かに分けられます。
だからいわゆる昔ながらの滑らかで濃厚なものから
シャーベットに近いものまで本当はいろいろあるのですね
でも、昔ながらの濃厚なバニラの
ソフトクリームをコーンに載せて食べるスタイルのものがいいですね
ところでちょっとした遠出とかで
高速道路に乗ってSAに立ち寄ると
なぜ思わずソフトクリームを食べてしまうのでしょうねぇ(笑
またどこのSAにもソフトが必ず売っているのです。。。
その土地によってアレンジも加えられていて楽しいのですよね
あぁ、高速SAのソフトクリームが無性に食べたくなってきました(笑

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
ハーフ判カメラ全盛期に生まれた
世界でも類を見ない「レンズ交換式ハーフ判専用一眼レフ」です。
「ペンF」のブログだと毎回書いてしまいますが
単純にフルサイズの一眼レフがハーフになったわけではありません
ハーフ判ならではのフォーマットの小ささを生かすために
通常の一眼レフとは全く異なる構造となっています。
毎回書いているのでもう詳しくは書きませんが(苦笑
それは外観上からもよくわかり
横方向に動作するミラーと
妙にも巻き戻し側にオフセットしたレンズマウント
いわゆるペンタプリズム部の出っ張りがない上カバー部等々
ただものではないことが一見してよくわかります。
その特異な構造のため
やはり何十年も経過した現在では
問題が出てくる場所も多く
ミラーアップ、ガバナ関連、プリズム腐食が
定番の三大トラブルかと思われます。
プリズム腐食は既に交換のために
腐食のないプリズムを探すこと自体が非常に困難になっています。

お預かりしているペンFは
先述した三大トラブルのうちのひとつでもある
「ミラーアップしたまま固着」という状態でお預かりしてます。
何らかの理由でミラー駆動部の
バネテンションが抜けただけの場合もあり
そのときは指でミラーを軽く押さえてやると
とりあえずシャッターが切れる場合もあるのですが
今回はがっちり固着したままどうにも動きません
こうなるときっちり分解しないと
仮に動かすこともできません。
本当は分解前にガバナや巻上、ファインダーの状態を
確認して他の状況も確認してから作業に入りたいのですが
今回のような場合だとそれも不可能です。
ちなみにぺんFはミラーアップしてしまうと
フルサイズの一眼レフのように
とりあえず手でミラーを降ろして押さえておいて
ファインダーの状況を確認…といったことができません。

まずはこれからミラーボックスを降ろして
ミラー駆動部の点検整備から取り掛かります。
オリンパスらしく個性的で
やはり非常に軽量コンパクトにできているカメラですが
やはりその分、華奢な部分も多いのは事実です。
でも使い心地も他では味わえないフィールで
ペンF系が人気があるのはわかるような気がします。
機能的なトラブル改善はもちろんですが
できる限り気持ちよく使っていただける状態に
仕上げていきたいと思います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。