ミノルタオートコードのカメラ修理

今日は8月5日ということで
語呂合わせで「ハコの日」、「ハンコの日」
「はしご車の日」とかが制定されています。
そんな中に「箱そばの日」というのを見つけました。
「箱そば」。。。
小田急線沿線を中心に展開しているそば店
「箱根そば」のことですね!
通称「箱そば」です。
私も小田急沿線にしばらく住んでいたので
頻繁に食べに行きました。
首都圏でいわゆる駅そばというと
某チェーン店が有名で定番ですが
あそこのそばはつゆがしょっぱくって
私には合わないのです。
箱そばはそれに比べると
とっても丸みのある優しい味で
いつも美味しくいただくことができます。
それでも冷たいおそばだけで
温かいそばやうどんはいまだにこちらの味付けに
馴染めないのですが…(苦笑)
箱そばもしばらくご無沙汰ですねぇ
新宿行ったときにでも今度寄ってみましょう!

さてさて

本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
オートコードもコンスタントに修理依頼のあるカメラです。
非常に使い勝手も良く写りも秀逸なカメラで
国産二眼レフとしては最高峰といわれるものよくわかります。
クランク式の巻上は非常に回しやすく
ちゃんとセルフコッキングもするので
わざわざ別途にシャッターチャージする必要もありません。
ハラキリ型といわれる独特のピントレバーは
固着しているものやその固着しているものを無理に動かして
破損させてしまっている場合も多いですが
本来は非常にスムーズに動かすことができ
二眼レフに多いノブ式に比べても
素早くピント合わせを行うことができます。
テイクレンズ周りにSSや絞りレバーがあるのは普通ですが
その値の表示窓がビューレンズ上部にあり
上から(つまり撮影態勢のまま)確認できるのは非常に便利です。
長く二眼レフを開発してきたミノルタならではと思われる
工夫があちらこちらに見られる1台です。

お預かりしているオートコードは
まずシャッターが切れません。
チャージしてレリーズすると
作動音はするのですがシャッター羽根は
ピクリとも動きません。
単純によくある羽根固着かとも思ったのですが
何度か作動状態を見ているとそうではないようです。
大元の羽根駆動部に何か問題があるようです。
ちょっとイヤな予感がするのですが…

先述したトラブルの多いピントレバーは
逆に非常に軽くスムーズに動作しています。
レンズも妙にキレイなのですが
ファインダーはかなり汚れています。
以前にレンズ清掃に加え何かしら
手が入っているのではないかと思われます。

まずはシャッターユニット内の様子を
いろいろと確認したいので
そちらから取り掛かります。
シャッターユニットを整備するには
前面の革は一度剥がさないといけません
以前にも書きましたが50年代のカメラの貼り革は
剥がそうとすると簡単に割れて
粉々になってしまうものがほとんどです。
個体によりますがオートコードは比較的剥がしやすく
うまく剥がせば普通にまた再利用できる場合が多いのです。
今回も破損することなく剥がせています。
心配なのはシャッター羽根駆動部です。
これから本格的に現状の確認と整備・修理に取り掛かります。

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