今日は「かいわれ大根の日」だそうですよ。
使い勝手も良く身近な食材ですが
意外と詳しく知らないですよね。
かいわれ大根は大根の発芽直後の
芽と茎を食用とするスプラウト食材だそうです。
スプラウト食材というのは
主に穀類・豆類・野菜の種子を人為的に発芽させた新芽で
発芽野菜・新芽野菜ともいうのだそうです。
かいわれ大根は「酵素を多く含む食材である」として重視され
発芽に伴う代謝の中で
種子の時には存在しなかった成分も新たに合成され
ビタミン・ミネラル・フィトケミカルなどが含まれるのだそうです。
あまり栄養とかないようなイメージだったのですが
そんなことはないのですねぇ…全く知りませんでした。
ちょっとした付け合わせに使うことが多い印象ですが
自炊するときは積極的に使うようにします!
…というか自炊する時間と余裕があまりないのですが…(苦笑)
さてさて
本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
ペンタックスMシリーズの中で
唯一の機械制御シャッター機で
これ以降、純粋な機械制御シャッター機としては
ペンタックス機の中でも最後のカメラとなるため
現在でも非常に人気の高いカメラです。
さらに魅力なのは非常に軽量コンパクトに作られていることで
このジャンルで先行する「オリンパスOM-1」を
強烈に意識して開発されたカメラでもあります。
横走りシャッターの機械制御機でこの大きさを実現するには
それまでの通常の一眼レフの構造から
いろいろと工夫をしなくてはいけないのですが
その弊害としてやはり若干脆い部分も
持ち合わせているような気がします。
MXでいうとシャッター制御関連のトラブルが
やはり多いのではないと思われます。
今回、お預かりしている「MX」も
シャッター周りに問題を抱えていて
1/1000は開いていいなような状況です。
走り始めでは開いていて
走り終わり近くになると閉じてしまうというパターンが多く
その場合には単純に汚れ等による
後幕の走行不良というパターンが多いのですが
今回の場合は走り始めが開かなくて
幕が走るにしたがって開いていくというパターンです。
MXに限らずこのパターンで開いていない場合は
原因もいくつか考えられ
そのどれもが機械的にも少々厄介な状態であることが多いのです。
今回も最初は調速カム周りの動作不良から疑ったのですが
そこはそれほど悪くなく
トラブルシューティングに随分時間を取られかなり苦労しました。
このMXは相当に使い込まれた個体かと思われるのですが
結論から言うとシャッター幕の設定自体が
少々おかしなことになってことが原因でした。
経年劣化で自然におかしくなったのか
過去に分解された際におかしくなったのかは定かではありませんが
何にしろ原因は発見できそこの設定を正しい位置に
やり直すとある程度、SSも安定し
あとは微調整で済む状態になりました。
一通り整備が完了して少し様子見の段階です。
今回は少し特殊な状況でしたが
MXは正直言って他の横走りシャッター機よりも
幕速が不安定な個体が非常に多いです。
キチンと整備を行えばもちろん安定するのですが
ある程度は定期的にメンテナンスをしないと
しっかりとした精度を保つのは難しいカメラでないかと思います。
一度しっかり手を入れてさえやれば
当分は大丈夫なことに変わりはないのですが…
今回のMXもかなり深い部分まで徹底的に手を入れて
整備を行っているので当分心配はないかと思います。
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