今日から10月ですね!
10月1日ということで
記念日もたくさん制定されています。
コーヒーの日、日本茶の日、メガネの日
東京都民の日、ネクタイの日、香水の日
磁石の日。。。等々等々。。。
そんな中に「日本酒の日」っていうのがありますねぇ
私はお酒は好きですし
(もう昔のように大量には飲めませんが)
割と好き嫌いなく色んな種類のお酒も飲みますが
やはり食事に合わせるのは日本酒がいいですよねぇ
特に魚介類がメインのものは日本酒が最強だと思います。
生牡蠣とかを食べた後に特有の臭みを
サーっと洗い流すように消してくれるのは日本酒だけですし
魚介。。。というか和食の微妙な味わいを
口の中で膨らませてくれるのも日本酒、それも純米酒が最強だと思います。
日本酒本来の香りやフルーティーな味わいを
お酒単体で味わうのならわずかに醸造アルコールを入れて
香りを膨らまし、米を磨き上げた、大吟醸酒がいいですよね!
別に本格的な和食屋さんに行かなくても
ちょっと良い純米酒とちょっと良いお刺身等で
存分にその良さを楽しめます!
もちろん手のかかった食事にいたせりつくせりの
ちゃんとした外食はもちろん美味しいのですが…
まだ大手を振って外で美味しいお酒を…ともいきませんので
今日も何か日本酒に合いそう肴を買って帰ります
1日の終わりのちょっとした楽しみですね!
さてさて
本日はキヤノンFTのカメラ修理を行っています。
「Fシリーズ」の初号機である「FX」をベースとして
露出計をTTL測光にしたモデルです。
測光方式がちょっと凝った構造になっていて
スクリーン上に配置されている
コンデンサレンズを斜め45度に切断し
その切断面のうち中央部12%の部分をハーフミラー化し
コンデンサレンズの後ろに配置したCDSに
光を送る仕組みになっています。
接眼レンズ側からの入射光からの影響を
わずかながらでも受けやすい
接眼レンズ周辺の配置を嫌ったわけですね。
構造上、この時代の主流になりつつあった
中央部重点測光ではなく
中央部部分測光となります。
露出計の構造がよくわかっている方であれば
明暗差のある」場面でもこちらのほうが厳密な露出を
決定しやすいと思います。
後のモデルであるF-1やFTbにも
この構造は引き継がれています。
他にもこの時代のキヤノンお得意の
QL(クイックローディング)を搭載し
フィルム装填が非常に簡単に行えます。
ただしまだFTは対応レンズはFLレンズで
測光方法は絞込測光となります。
開放測光に対応するのは
FDレンズが登場した次のFTbからとなります。
お預かりしているFTは
シャッターを切るとほぼ100%の割合で
ミラーアップしたままになってしまいます。
そして巻き上げるとミラーが下がってくるという状況です。
ここでもよく書きますが
ミラー駆動部の問題ではなく
シャッター走行不良が原因かと思われます。
ためしに底部から少しクリーナーを入れてやると
一時的にミラーアップは解消されます。
幕軸の汚れや古い油が抵抗になり
スムーズに幕が走行完了できないために
最後、ミラーをダウンするリンク部をうまく蹴れないことが原因です。
幕軸をしっかり清掃する必要があります。
加えてスローシャッターを使用すると
1/8以上のスローだとガバナが完全に固まってしまい
シャッターが開きっぱなしになってしまいます。
幕軸やガバナー他の駆動部も
あちこちで動きが悪い状態だと思われます。
FX、FP、FTの困ったところといえば
プリズム腐食が非常に多く、
おまけに交換するキレイなプリズムも
非常に入手困難なところです。
上の画像にも写っているのですが
腐食の原因となるプリズム上の座布団モルトは
比較的近年、交換されているようなのですが
残念ながら腐食が始まった後だったようです。
ただ、ファインダー内で見る限りは
まだ何とか実用に耐えれる程度の視界状態は確保されています。
交換用プリズムは先述の通り
入手困難なので今回は清掃のみで現状ベースで対応いたします。
まだ現状をチェックしただけの状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
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