少々ひさしぶりになってしまいました。
皆さまはステキなGWを楽しんでいますでしょうか?
今日は5月7日ということで
「コナモンの日」だそうです。
「コナモン」→「粉もの」ですね。
たこ焼き・お好み焼き・うどん・そば・パンなど
「粉」を使った食品の日だそうです。
ん?この中でとりあえず「お好み焼き」は
個人的に粉もんではないなぁ。。。(笑
ここでいう粉もんのお好み焼きは「関西」のアレですね。
そういえば昨日までの連休は
彼岸に行けなかった墓参りも兼ねて呉に行ってきました。
もちろん「お好み焼き」も食べました!
具だくさんな「スペシャル」をそばダブルで!!!
私、近年、随分食が細くなったのですが
お好み焼きだけはまだ「そばダブル」がぺろりと食べられるようです。
で、さらに別の日には「呉の細うどん」も食べてきました!
これが私にとっての一番の故郷の味ですねぇ…
「お好み焼き」は都内にいても食べられるけど
「細うどん」はこちらでは難しいですものねぇ…
透き通る汁に細い麺…どこまでも優しい味です。
とろろ昆布を入れるのが定番ですが
子供の頃は少し苦手でした。でも今やそれさえも懐かしくて美味い…
また近いうちに食べに行きます!
さてさて
本日は「オリンパスペンFT」のカメラ修理を行っています。
ペンF系の修理もコンスタントに多いですね
最初に出たのが「ペンF」で抱き上げはダブルストローク
途中で追加されたのが「ペンFT」で
巻上はシングルストロークとなり
露出計とセルフタイマーが装備されました。
いずれにしても通常の一眼レフが単純にハーフになったカメラではなく
ハーフ判のコンパクトさを際立たせるために
通常の一眼レフとは全く異なる構造を持ったカメラです。
この構造や造りに感動して入手した方も多いと思います。
お預かりしている「FT」は巻上のスプロケットに問題があるようで
実際に撮影するとコマ重なりを乱発してしまいます。
拝見してみるとスプロケットにロックがかからず
逆転してしまうような状態で
この状態でフィルムをセットして巻き上げても
まともにフィルムは巻きあげられないと思われます。
どのカメラでもそうですがフィルムを巻きあげているのは
フィルムを差し込むスプール側ではなく
パーフォレーション(フィルムの穴)を噛みこんで回る
スプロケット側が主となります。
巻き戻すときだけロックが解けて逆転できるようになるわけですね。
巻き戻し状態から復帰できないのかもと予想もしましたが
スプロケットのロックが嚙む部分がわずかながら摩耗して
滑って空回りしてしまうようです。
部品単体で見ると滑るほど削れているようには見えないのですが
まともに動作するスプロケットと比べてみると
やはりわずかに削れてしまっているようです。
画像は整備後のものです。
スプロケット交換と一言で言うと簡単そうですが
どのカメラでもそうですが
スプロケットや巻上スプールの交換は
巻上部の全分解と全ての調整を伴うので
一言で片づけられない程のなかなかの重作業です。
ただその甲斐もあって
現在は非常にスムーズ且つ確実に巻上が行われています。
加えて「FT」では定番ともなるハーフミラーの交換も行いました。
ミラー単体で見るとそれほど剥離しているようにも
見えなかったのですが
やはりファインダーで見るとかなり剥離が気になる状況だったので
今回も交換で対処いたしました。
これで当分の間、安心してお使いいただけると思います。
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