今日は8月17日…
語呂合わせで「パイナップルの日」ですねぇ~
夏にピッタリのフルーツです!
丸々1個はおっさんのひとり暮らしだと
さすがに縁がないですが
スーパーでは手ごろなカットパインも売っていて
食後のデザートに買うことも多いですね…
でも一番口にすることの多いのは
パイナップル本体ではなくて昔からある「パインアメ」かもしれません(笑)
今も作業机の隅に「パインアメ」の袋が…
血糖値上がるのであまり食べちゃダメなのですが
ついつい止まらなくなるのですよねぇ…
ちなみに今日は「日本最高気温の日」でもあるそうです。
最高気温…2007年に74年ぶりに記録が更新されて以降は
ちょくちょく更新されているのですよねぇ
今の記録は2018(平成30)年7月23日の埼玉県熊谷市での41.1℃
さらに2020(令和2)年8月17日の静岡県浜松市での同じく41.1℃
これらの日付が「日本最高気温の日」となっているのだそうです。
さらに余談ですが現在の「日本最低気温の日」は1月25日で
その最低気温はマイナス41.0℃だそうです。
日本ってすごい国ですねぇ…(苦笑)
さてさて
本日は「ミノルタALS」のカメラ修理を行っています。
1966年に発売されたカメラで
前身となる「ミノルチナS」のセレン光電池を使用する露出計を
CdSを使用するものに置き換えたカメラです。
「ミノルチナS」同様にスリムなマニュアル専用レンジファインダー機で
現在の感覚で捉えるとかなりスタイリッシュなカメラです。
でも当時はミノルチナシリーズ同様、販売的には苦戦したようです。
本格派マニュアル機は小さくする必要がない…と思われていた時代です…
ミノルタらしく使い心地も秀逸なカメラで
オートが欲しければハイマチックシリーズだと思いますが
シンプルにマニュアルで使いたければミノルチナ&ALSは
かなり良いカメラだと思います。
ネーミングは元々ミノルチナSの輸出モデル名が「AL-s」であり
国内に存在していたAシリーズの流れを汲む「AL-2」の販売が終了したため
ミノルチナシリーズの後継機が新たにALの名称を引き継ぐようになったようです。
この時代のミノルタレンズ固定式レンジファインダー機は
いろいろな種類が併売されていてなかなかややこしいですねぇ
基本的には新売るなレンズシャッター機で
露出計周り以外はそれほど大きなトラブルは少ないカメラですが
今回お預かりしている「ALS」は
巻上レバーが途中で引っかかったような状態で固着しています。
油切れ等で動きにくかったところに
無理に動かして何か噛みこんでしまったような感じです。
最終的にはレンズボードも外して組み直さなくては
ダメだと思いますが
この時点で上下から現状をよく確認しておきます。
あまり無理に動かされていて部品の変形や破損があると
かなり重篤な問題になってしまうのですが…
そこまでの状態ではないようです。
しっかり分解清掃して組み直せば問題なく動作すると思われます。
ただ、露出計は動作しているものの
電池室に緑青が多少確認されているので
配線の状態はかなり心配な状態です。
レンズボード脱着時にその辺りの配線は交換を行います。
もちろんシャッターユニット、距離計の整備調整もぬかりなく行います。
このくらいの気軽に持ち歩けるコンパクトさで
レンズは大口径の40mmF1.8
どう考えても当時もっと売れてもおかしくなかったカメラだと思います。
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