今日はこれといってネタにしやすい記念日がないので
過去の10月6日に起こったことを調べていると…
1974年10月6日に「宇宙戦艦ヤマト」のテレビ放送が開始されてますねぇ
この時、私は5歳…再放送も何度もやってたから
世代ど真ん中で夢中になって見ましたねぇ
もはやまったくストーリーは覚えていませんが…(苦笑)
放映開始当初は放送時間帯の裏番組が
「アルプスの少女ハイジ」や「猿の軍団」等の
超人気番組で相当苦戦したそうです…
確かにハイジも猿の軍団も見ていたなぁ
じいさんばあさんがハイジお気に入りだったから
我が家ではハイジ優勢だったかも…
ところで…調べてて気づいたのですが
ヤマトの沖田館長が設定上52歳なんだそうで…
今の私よりも一つ年下なのが地味にショックです…(笑
さてさて
本日は「コニカⅡBーm」のカメラ修理を行っています。
コニカⅡの派生モデルですが
ベースとなる「コニカⅡ」からタイム露出が省略されたものが
「コニカⅡB」で、その「ⅡB」のレンズを
ヘキサノン50mmF2.8からヘキサー45mmF3.5に変更したものが
「コニカⅡBーm」となります。
1957年発売のカメラです。
コニカⅡの特徴である「ダブルヘリコイド式繰り出し機構」や
「二重露出防止装置搭載」は「ⅡBーm」も同様です。
セルフコッキング搭載は次モデルの「Ⅲ」まで待たなければいけませんが
巻上ノブ連動で二重露光防止がついているのは
撮影ミスを減らすことに大きく貢献していると思います。
シャッターチャージそのものはまだ鏡胴上で行います。
シャッターユニットは自社製のコニラピッドSです。
非常に質感の高い鏡胴回りの造りが魅力的なカメラです。
お預かりしている「コニカⅡB-m」は
レンズシャッター機定番のトラブルである
シャッター羽根の粘りが酷い状態です。
チャージしてシャッターを切ると数秒してから
ゆっくりとシャッター羽根が開き始めます。
その際に見える羽根の一部にはベッタリと油滲みが見えています。
さらにその後ろに配置されている絞り羽根にも
油滲みが確認できます。
その影響で絞り動作するものの絞りレバーも少し重い状態です。
この状態で絞りを動かしていると
羽根破損の恐れもありますので簡単に確認して動作は最小限にとどめます。
いずれにせよシャッター・絞り共に羽根洗浄が必要です。
羽根に油が回っているということで
ヘリコイドはグリス切れ気味です。
正確にいうとグリス切れというよりは古いグリスが
固体化しかけているいるような状態で
ヘリコイドが妙に重い状態です。
シャッターユニットも含めた鏡胴周りは入念な整備が必要です。
もちろんレンズ・ファインダーの清掃も必要な状態です。
まだ取り掛かり始めたばかりですが
これからさらに分解を進めてまずはシャッターユニットを分離して
シャッター羽根、絞り羽根の洗浄を行います。
ボディのコンディションは良い個体なので
しっかり整備すれば非常に気持ちよく使えるようになると思います。
いつも思いますがこのあたりの50年代の国産カメラは
品質も良くなってきた上に質感も高く
持っているだけでも嬉しくなるようなものが多いですね。
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