今日は「学校給食記念日」だそうですよ。
日本国内における「学校給食」は
明治22年以来、全国に広がっていきましたが
戦争の影響もあり中断となっていました。
それが食糧難による児童の栄養状態の悪化を背景に
学校給食の再開を求める国民の声が高まるようになり
昭和21年6月に米国のLARA
(Licensed Agencies for Relief in Asia:アジア救済公認団体)から
給食用物資の寄贈を受けて
昭和22年1月から学校給食が再開されました。
同年12月24日に、東京都内の小学校でLARAからの給食用物資の贈呈式が行われ、 それ以来、この日を学校給食感謝の日と定められ
後に「学校給食記念日」とされました。
ただし通常この時期は冬休み期間であることもあり
1951(昭和26)年から学校給食記念日の1か月後の1月24日から1週間を
全国学校就職期間としていて
各地の学校での「給食記念日」は1月24日となっているそうです。
あー、ややこしいですね(笑
でも小学校の給食には思い出がたくさんありますねぇ
世代がバレますが四角い銀紙に包まれたマーガリン
ソフト麺にミートソース、
始まったばかりの「米飯給食」にカレーやハヤシライス、
飲んだ後に踏みつぶして遊んだ牛乳三角パック
くじらの竜田揚げ、揚げパン、冷凍ミカン。。。
おおお。。。思い出しているといろいろ出てくるぞ(笑
それに関連して小学校であったいろんな出来事も思い出しますねぇ
たまには古い記憶の引き出しも開けてやらんと
二度と開かなくなってしまいますからねぇ…
さてさて
本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
SR-「1」というからにはミノルタ最初の一眼レフで
最上位機種かと思ってしまいますが
ミノルタ最初の一眼レフである最上位機種なのは
1958年に発売された「SR-2」で「SR-1」は翌年の1959年に
「SR-2」の普及版として発売されたカメラです。
数字の大きいほうが上位機種という考え方だったのですね。
普及版とは言えど初期の「SR-1」は中身の構造的には
「SR-2」とほぼ変わりはなく
差別化するためにSS最高速を1/1000から1/500に
変えられたくらいの変更しかありませんでした。
ただ、トップモデルが「SR-2」から「SR-3」、「SR-7」へと
モデルチェンジする中、ベースモデルの変化に伴って
実質的にはモデルチェンジするものの
モデル名称は「SR-1」はずっと「SR-1」のままだったのです。
そのため同じ「SR-1」といえど外装のボディ形状だけでも
4種類の「SR-1」が存在するというややこしい状態になってしまっています。
お預かりしてる「SR-1」はボディ正面巻上側に外部露出計装着用の
ソケットが設けられており、それに伴って「SR-1」のロゴは
巻き戻し側に移動しています。
「SR-1」のロゴの文字色は黒ではなく初代と同じく緑色で
フィルムカウンターは巻き戻し側に設置されています。
これらのことから「SR-3」ベースの1960年後期から1961年前期型かと思われます。
(SR-3ベースというより
この「SR-1」をベースに1/1000を追加したものが
「SR-3」と言えるかもしれません)
状態としてはシャッター動きが非常に悪く
何とかシャッターは切れているものの頻繁にミラーアップを起こすような状態で
高速シャッターの精度も出ていません。
逆に低速シャッターではスローガバナが粘ってしまっています。
装着されているオートロッコールPF55mmF1.8は
絞り羽根が固着気味でシャッタと連動して
うまく絞りが動作することができません。
ボディ側・レンズ側共に致命的な破損等はないのですが
とにかくスムーズに本来の動きができるように
整備を必要としている状態です。
このままではさすがに普通に撮影に使うことはできません。
初期からこの時代のSR系は
モルトがほんのわずかにしか使われていません。
フィルム室も通常ならモルトで埋められている溝部分に
モルトはなく構造的に二重構造で遮光するようにできています。
きっちりコストをかけて造られていることがわかります。
ただしモルトはなくてもプリズムの腐食は多いカメラで
プリズム自体の蒸着が少々弱いのか
経年劣化で蒸着剥がれが起こっているものが多い印象です。
今回のSR-1も目立つほどではなく交換までは必要ではないですが
細かく見ていくとわずかな点腐食が数ヶ所と
中心部にうっすらと縦線が出てきています。
まだ分解整備取り掛かったばかりの状態ですが
これから巻上・シャッター幕軸、ミラー駆動部等々
動作部分を徹底的に清掃していきます。
その上で最小限の注油を行い調整を行って精度を出していきます。
元々は非常に丈夫な構造のカメラなので
しっかり整備を行えばまだまだ元気に撮影できるカメラだと思います。
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