今日から8月ですね!
8月1日は「水の日」だそうですよ。
結局、グズグズした天気が多かった割には
雨の少なかった今年の梅雨ですが
関東地方のダム貯水量はほぼ横ばいのまま
8月を迎えてしまったようです。
晴れるときはカラッと晴れてほしいですが
適度に雨も降ってもらわないと困りますね。。。
さてさて
今日は「ミノルタSRTスーパー」のカメラ修理を行っています。
ここでの登場回数も多いミノルタメカニカルカメラの人気モデルです。
実は、SRT101、SRTスーパー、SR505を合わせると
OM-1やニコンFよりも修理依頼が多いカメラかもしれません。。。
(あくまで当店でのイメージですが。。。)
今回のSRTスーパーは最近、ご依頼者様が手に入れられたもので
まずは一度、試し撮りを行ってみたと言うことです。
その際、多くのコマの写真左下隅に黒い影が写ってしまうとのこと。。。
ネガを見ていないので何とも判断しづらいのですが
写真左下。。。ということはフィルム室側からみて
右上に何かあるということなのですね。
右上ということはスリットの走り始めなので
ミラーアップのタイミングが悪いのかと思いましたが
どうやらミラーの根元にある遮光布があるべき場所からはみ出していて
悪さをしている模様です。
その他、高速シャッターでの露光ムラ、モルトの劣化、
各部に油切れの兆候が見受けられるので各部点検整備一式を行います。
あ、それからもう1点。。。SRT系に多く見られるトラブルですが
同じような機構を持つ他メーカーのカメラでも見られる問題が。。。
レンズの絞りリングと連動して矢印の爪のついたリングが動作するのですが
これの戻りが悪いSRTを比較的多く見かけます。
写真右方向に回してみてスムーズに左方向に戻らないようだと
露出計の指示もおかしくなってしまいます。
今回の個体もこれの戻りが少々悪く露出計表示がたまにおかしいことになります。
まずはミラーボックスを外してミラー駆動部の点検整備
シャッター周りの点検整備から行います。
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