今日は「パイナップルの日」だそうですよ。
果物は全般的に好きですがパイナップルもいいですよね~
果汁たっぷりで甘くって。。。
ちなみにパインアメも子供の頃から好きだなぁ。。。
あ、パインアメもいいけどボンタンアメもいいなぁ。。。(笑)
さてさて
今日は「ニコンEM」のカメラ修理を行っています。
このEMは当時各メーカーがこぞって販売していた
比較的安価な絞り優先AE専用機ですが
F3と同時期に販売され「リトルニコン」として
かなり人気のあったカメラです。
兄弟機に「FG」(プログラム露出、絞り優先AE、マニュアル露出が可能)や
「FG-20」(絞り優先AE、マニュアル露出が可能)がありますが
どれもこの頃のニコンらしくない
ちょっとチープなんだけど何とも愛くるしいルックスがとても魅力です。
今は個人的には手放してしまいましたが
一時期、私も「EM」と「FG-20」を使っていた時期がありました。
ルックスはもちろんですが
小さくて使い勝手もよく、上品なシャッター音がとても良い感じでした。
今回の個体は露出計+オートが不安定
加えてたまにミラーアップしたままになってしまうという
EMにありがちなトラブルを抱えています。
オート不良に関しては原因はいくつか考えられますが
マウント部にある摺動抵抗の劣化が原因の場合が多いです。
マウント上部に金色の摺動抵抗が見えています。
これが汚れや劣化によりオート不良を引き起こします。
今回のように摺動抵抗が金色のものは後期モデル
黒っぽいカーボン色のものは前期モデルです。
前期モデルの摺動抵抗は清掃しすぎると
抵抗そのものがダメになってしまうことがあるので
注意が必要です。
これからさらに分解を進めて
ミラー駆動部、シャッターユニットの
点検整備を行います。
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