オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「蚊の日」だそうですよ
こんな記念日あるんですね。。。ちょっと嫌な記念日かな(笑)
寝ようと思って電気を消して寝付きっぱなに
耳元で「ぷ~ん」とか言われたらかなりストレスですよね(汗)
あ、でも蚊取り線香の匂いは好きだったっりします。
子供の頃の夏を思い出すんですよねぇ~

さてさて

今日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
中古販売でも修理依頼でも常にトップクラスのカメラですね。
やはり小さくて質感高いのが人気の要因かな。。。

OM-1の修理というと定番が。。。

1.プリズム腐食
2.巻上げロック
3.チャージ滑り(チャージ不可)
4.スロー固着
5.露出計不動あるいは不安定

。。。というところでしょうか。。。
スローや露出計に関してはOMだけでなく
古いカメラ全般がそうではありますが。。。

今回、お預かりの個体は
プリズム腐食こそございませんが
露出計不安定(動かないときは全く動かない)
高速シャッターで露光ムラ、等の不具合を抱えてしまっています。

IMG_8482

クリックすると画像が大きくなるのでわかりやすいですが
露出計不具合は電池室のマイナス側端子を支えている
樹脂ビスが折れてしまっているとが大きな要因のようです。
(写真下部、左が折れた樹脂ビス、
右は電池室反対側を支える通常の金属ビス)

巻上げ絡みのトラブルは写真下部、電池室の右側に見える
3つのギアの噛みあわせの狂いが原因のことが多いです。
動きが悪くなるとすぐにトラブルの原因となるので
例え今が正常でも念入りに清掃・動きのチェックを行います。

プリズム周りのモルトが除去された痕跡が見受けられます。
随分以前に処置されていると思われますが
そのままだとこれも腐食していたでしょうね。

これからさらにミラー駆動部、シャッター周りの分解整備を行います。

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