キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「パーフェクトの日」だそうですよ。
何がパーフェクトかというと
懐かしのプロボウラー中山律子さんが
女子プロ初のパーフェクトを達成したことに由来しています。
ボウリングはともかく
毎日パーフェクトな1日にしたいと思ってはいますが
なかなかそうはいきませんね。。。
ボウリングのパーフェクトが300点ですから
私の毎日は100に届くか届かないか。。。くらいでしょうか(苦笑)

さてさて

今日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
何度も書いたような気はしますが
一眼レフ開発においてニコンの後塵を拝したキヤノンが
それまでニコンの独占市場だった「プロ向け一眼レフ」の分野で
起死回生の一発となった記念すべきカメラです。
露出計機能を全てボディ内に納め
ファインダーを交換しても通常のアイレベルファインダーと
同じように露出計が使えます。ここはニコンF、F2と明確に違う点です。

個人的にはこの「キヤノンF-1」
とにかくめちゃくちゃカッコ良いカメラだと思っています。
露出計をボディ側に内臓したおかげで
ペンタプリズム部はスッキリとし
ちょっと背の低いペンタ部は他のカメラと明確に違います。
まだ中学生だった頃、祖父のニコンFを使いながらも
「F-1はカッコ良いよなぁ。。。」と密かに憧れていました。
(今思うとなんて身の程知らずな中学生だ。。。(笑))

今回の個体はご依頼者様が最近入手されたものとのことですが
随分長い間使用されずに眠っていたものだと思われます。
巻上げにも油切れの兆候が見られ
シャッタースピードも幕の動きが悪いせいでかなりのムラが見られます。
露出計は不動です。
全体的にひととおりの整備が必要な状態です。

IMG_8485

まずはさらに分解を進めて
シャッター周りの整備を行います。
並行してミラー駆動部の点検整備
続いて、スローガバナー、スピード管制部、巻上げ部の点検整備
さらに組み上げながらファインダー部、露出計周りの整備を行います。

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