オリンパスオートアイ2のカメラ修理

本日から通常営業となります。
本年もよろしくお願い申し上げます。

本日は1/6ということで
語呂合わせで「色の日」ですね。
写真を…それもカラーで撮っていると
やはり色を意識する場面は多いと思います。
そしてたまにモノクロを撮ろうとすると
普段とは全くことなるアプローチで撮らないと
全く面白くも何ともない写真になってしまうことに
驚かされることも多いですね。
逆にモノクロにするだけで妙にカッコよく見える
場面も結構あってモノクロのときには
ついついそんなものばかり撮ってしまいがちですが…(笑
モノクロの話はともかく
写真にしても身の回りのモノにしても
色合いってやはり印象が大きく変わるので大事ですね。
あまり派手派手しいモノばかりなのもいけませんが
やはり色鮮やかなモノは目を引きますし
身の回りのアイテムもちょっと鮮やかなものを
選んでしまいがちになります。
特に寒いこの季節だと暖色系の鮮やかなものに
目を奪われますね
ビタミンカラーで元気出していきましょう!

さてさて

派手な色の話はともかくとして
私の扱うフィルムカメラは当然渋い色合いのものばかりです(笑
本日は「オリンパスオートアイ2」のカメラ修理を行っています。
貼り革にペンEE系と同様のグリーンがかったグレーのモノが使われており
一般的な黒のカメラよりはかなりポップな印象です。
鮮やかではないですがこういう渋いレトロ感もたまりませんね
マニュアル露出も可能ですが基本的には
セレン光電池を使用した露出計と連動して
シャッタースピード優先オートで撮るカメラです。
SSを自分で設定してファインダー内のクルクル回る表示板で
連動して絞り値が表示されるなかなかおもしろいカメラです。
ただ初代オートアイ登場の翌年に
怪物ともいえる「キヤノネット」が登場してしまったため
オートアイはかなり販売的に苦戦を強いられます。
その状況を打破するために1962年にマイナーチェンジされて
発売されたのが今回のオートアイ2です。
レンズを初代より少し明るくワイドに変更し
オートマニュアル切替兼マニュアル時絞りリングは太くなり
使い勝手はそれなりに良好になったものの
大口径という意味ではまだまだキヤノネットに敵わず
一度大きく傾むいてしまった流れを止めることはできず
残念ながらオートアイシリーズは2代で終了になってしまいます。
今見るとオート時の確認用のプレビューボタンがあったり
なかなか使いやすく面白いカメラだと思います。

お預かりているオートアイ2はまずは露出計が全く動きません。
SS優先オートで撮るのが本来の姿であるこのカメラにとっては
致命的なトラブルです。
セレン自体がダメであれば修理不可能となってしまうのですが
セレン近辺で接触不良が起きているパターンも多いので
まずはそのあたりを確認していきます。
シャッター自体は若干粘りがあるものの動作はしている状態です。
ファインダー・レンズには当然ながら
それなりの汚れ曇りカビがありますが
しっかり清掃すれば問題なうい状態になりそうです。

まだ分解し始めの段階です。
まずは何とか露出計を復活させることを優先して
作業に取り掛かっていきます。
ちなみにレンズの周りにもサークルアイ風に
セレンのようなものが見えますが
これは単なるデザインでセレンはボディ側に大きく見えている
通常の配置位置です。
まずはここからいろいろ取り掛かりたいと思います。

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