今日は「イヤホンの日」だそうですよ。
「イ(1)ヤ(8)ホン」と読む語呂合わせですね。
今では携帯プレイヤーで音楽を聴くのに必須のイヤホンですが
個人的には音楽を聴くのはヘッドフォンのイメージで
イヤホンはお年寄りがテレビやラジオを聴くときに
片耳だけに着ける「モノラルイヤホン」のイメージなんですよねぇ(笑
小学校高学年の頃に「ウォークマン」が登場して
携帯型プレイヤーが一気に身近になりましたが
CD時代になっても耳に着けるのはヘッドフォンだったような気がします。
iPod登場の頃からイヤホン主流になってきたのですかね???
私もiPodを手に入れてからはイヤホンで聴くようになりましたし
今ではスマホがプレイヤーも兼ねていますが
イヤホンもワイヤレスになり非常に便利になりました。
コードがないと煩わしさがなくなって特に外出時には助かります。
でも自宅で聴くときのヘッドフォンや
楽器用のヘッドフォンやいまだにコード付きです…
まぁ自宅だとあまり気にならないですし…
ワイヤレスイヤフォンも今では千差万別で
デザインのカッコ良いものや
非常に音の良いしっかりしたものも多く出てきて
買い換えたい欲が定期的にやってきて困ります(笑
さてさて
本日は「ペンタックスSV」のカメラ修理を行っています。
AP・K・S2・S3と続くアサヒペンタックス系の
M42マウントのカメラです。
S3をベースにセルフタイマーが装備され
フィルムカウンターも自動復元式になり
TTL絵露出計こそその後のSPまで待たなければいけませんが
それ以外の部分に関してはほぼその後の一般的な
一眼レフの機能を一通り装備したカメラで
通常のMF一眼レフに慣れた方なら
初見で普通に使える機能とインタ-フェイスをもったカメラです。
その使いやすさと安定した動作で当時も非常に人気のあったカメラです
今見るとそのレトロな風貌もあいまって
使いやすいM42マウント機としても人気も高いカメラです。
ただSPより前のいわゆるアサヒペンタックス系のカメラは
当時から未整備のままの個体の場合
かなり高い確率でシャッター幕が劣化している場合が多いです。
穴や裂けが出ているものは論外ですが
遮光はできていてもガチガチに硬化して
中には波打った状態で固まっているものも見受けられます。
しなやかさを失った幕はまともに走行できる状態ではなく
かろうじて動作してるものでも精度は期待できない状態になっています。
お預かりしている「SV」も
巻上げてレリーズしてみると
先幕はかろうじスルスルスルっとゆっくり出てきますが
後幕はもう全く出てきません。
引っ張り出して確認してみると
やはりガチガチに硬化していて
全くもってまともに走行できる状態ではありませんでした。
いずれにせよ、幕交換してしっかり調整しないと
まともに写真の撮れない状態です。
本格的な作業はこれからですがまずは
シャッター幕をSV用のサイズに切り出して制作し
幕交換から行っていきます。
SV自体はシンプルな構造で整備性も良いカメラですが
それでも幕交換はそれなりの重作業ですし
幕を張る位置が微妙にずれてしまうと
あとから何を調整しても
シャッターの精度が出なくなるので
慎重に作業を進めていきます。
幕交換をまず行ってシャッターが安定して
動作するようになってからミラー駆動部や
ファインダーの整備清掃も行っていきます。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。