オリンパスペンD2のカメラ修理

今日は「ペヤングソースやきそばの日」だそうですよ。
カップ焼きそばってたまに無性に食べたくなるのですよねぇ
ペヤングのやきそばと言えば「超大盛」に
一時期よくお世話になりました。
さっと食べれるしこれだけでお腹いっぱいになるのですちょねぇ
まぁ摂取カロリーもすごいことになってしまいますが…(苦笑)
でもペヤングの「ソースやきそば」を知ったのは
比較的近年の話で私が関東に移り住んでからなのですね。
西日本ではあまりペヤングって売ってないみたいで
(今はそんなこともないらしいですが)
私の住んでいた地域ではカップ焼きそばと言えば
ほぼ「日清UFO」一択でした。
それ以外ではたまに「一平ちゃん」をみかける程度でした。
こっちに来てからはカップ焼きそばは「ペヤング」を口にすることが
増えましたがそれでもたまに「UFO」が食べたくなって
探して買ってきたりもしてますねぇ
「カップやきそば」って本当は全然焼きそばじゃないのですが
これはこれで何とも美味しいですよね!
カップ焼きそばだけではなくて
地域によって主に流通しているものが
いろいろ異なるのはなかなか興味深いです。

さてさて

本日は「オリンパスペンD2」のカメラ修理を行っています。
「ペンD」の「D」はデラックスの「D」です。
ペンシリーズにはいろいろなカメラがありますが
「ペンDシリーズ」が最も最上位の高級版と言えると思います。
大口径レンズに最高速1/500のシャッター
露出計内臓といったところが「ペンDシリーズ」の共通項です。
「D2」は1964年発売のカメラで
それまでの「ペンD」のセレン光電池使用の露出計から
CdS使用の露出計に変更されたモデルです。
それに伴って電池室も増設されています。
スペースがかなり限られていることもあり
電池室はフィルム室蓋の内側に配置されています。
フィルムが入っていると電池交換ができないのが少々難点です。
ただ、電池はそれほど消耗するわけではないので
長期間、撮影途中のフィルムを入れたままにしない限り
それほど大きな問題ではないかとは思いますが…
レンズは初代ペンDと同じく32mmF1.9です。
大口径で目測機なので絞りを開いた場合は
なかなかピントがシビアになる場合もあるかと思います。

お預かりしている「ペンD2」は
シャッター切れず巻き上げできずの状態で
何も動かせない状態です。
後からわかりましたが直接の原因は
シャッター羽根の固着によって
シャッターが動作しないことが原因でした。
しかし府議愛はそれだけではなく
あらゆる機械的動作部分が
油脂分のため固着してしまっている状態でした。
巻上やシャッター駆動も含めて
あらゆる部分を分解洗浄した上での整備が必要な状況でした。

画像は一通りの整備が完了した状態でのモノです。
余計な汚れや油分があらゆるところで
動きを妨げている状態だったので
かなり奥深くまで洗浄・清掃した上で
最小限の注油を行い、その上で各部の調整を行っています。
露出計関連も接触不良が起きていたり
接点、配線に問題がある部分もあったので
対処を行っています。
新しい油が馴染んで動きが落ち着くまで
少々様子見をしている段階でしたが
充分時間も経過して動きに大きな問題もないので
これから最終的に細かいテストを行って
精度を確認し問題なければ完成となります。
動きはまさに見違えるほどに良くなっていると思います。

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