コニカC35FDのカメラ修理

今日は「パソコン記念日」だそうですよ。
1979年のこの日、日本電気(NEC)からPC-8000シリーズが発売され
パソコンブームの火付け役となりました。
私も中学校のとき、じいさんに無理いって
PC-8800mkⅡSRを買ってもらったなぁ。。。これが初パソコン。。。
見よう見まねでBASICもちょっとかじったけど
ほぼゲーム専用機になってしまった。。。(苦笑)
でもそれから40年弱でこんなに進歩するとは。。。すごいですよねぇ

さてさて

本日は「コニカC35FD」のカメラ修理を行っています。
C35はここでも登場回数が多いカメラですが
C35FDは通常のC35がプログラム露出であるところを
シャッタースピード優先AEが使えるようになったモデルです。
これによって絞り・SSを撮影者側で意図して
コントロールすることができより表現の幅も広がったわけです。
さらにレンズは38mmF1.8の大口径
まさに「ジャーニーコニカ」の最高峰ということで
当時のキャッチフレーズは「凄腕ジャーニー」です!

お預かりした個体は最近、ご依頼者様が入手されたとのことですが
まずは露出計が全く動きません。
露出計連動のシャッタースピード優先AEなので
露出計が動かなくては撮影できません。。。
さらに露出計が不動なら絞りは開放に開くはずなのですが
最小絞りのまま動かなくなってしまっています。

img_8689

今回の個体は精悍なブラックです。FDの黒は人気が高く
中古市場でもなかなかのお値段で取引されているようです。
まずは現状をチェックしている段階なのですが
露出計不動の原因はやはり電池室裏の腐食です。
今回は腐食がリード線を伝って広がり
CDS(受光体)の根元部分で腐食のため断線していました。
リード線は張り替えないとダメですね。
絞りは油シミは見えないのですがどうやら根元で固着しているようです。
これから本格的に修理に取り掛かります。

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