ミノルタSR-Tスーパーのカメラ修理

今日は「旅の日」だそうですよ。
1689(元禄2)年5月16日(旧暦3月27日)、
俳人の松尾芭蕉が門人の河合曾良を伴って
江戸を立ち、『おくのほそ道』(奥の細道)の旅へ
出発したことが由来となっています。
出かけるのは嫌いではないですが
何泊もする旅行に積極的に行きたいとは
それほど思わないタイプです(苦笑)
年とってからさらにその考えが強くなってしまいました…
要は「めんどくさい」が勝ってしまうのですよね(笑
まぁまとまった休みのときは
地元・呉に墓参りがてら帰るので
それで十分楽しめるし問題ないかと…
でも日帰りでなら割と行けるところまで遠くに
出かけたりはしています。
同じような日常ばかりじゃ飽きちゃいますものね。
ちょっと遠くに行って
日頃見られない景色や空気を感じるだけで
十分に気分転換になりますね。

さてさて

本日は「ミノルタSR-Tスーパー」の
カメラ修理を行っています。
1973年に発売されたカメラです。
ロングセラーでヒット商品だった
「SR-T101」をベースに
機能がいくつか追加変更されたカメラです。
スクリーンがスプリット/マイクロプリズム式となり
レンズの設定絞り値が直読式で
ファインダー内から読み取れるようになりました。
これでファインダー内で絞り/SS、両方の露出設定が
把握できるようになりました。
直読式の窓を追加するにあたりペンタ部のデザインも変更されています。
そしてアクセサリーシューが接点付きになりました。
基本的な機構や機能は既に使いやすさで評価の高かった
「SR-T101」と同様です。
「SR-Tスーパー」は「SR-T101」のモデルチェンジ版というわけではく
従来の「SR-T101」も同じタイミングで小変更を行い
引き続き併売されています。
そして1975年にはマイナーチェンジで
それぞれ「SR505」「SR101」となり
これがSRシリーズ最終機となります。

お預かりしている「SR-Tスーパー」は
お馴染みのミラーアップトラブルで
シャッターを切ると頻繁に
ミラーアップしたままになってしまいます。
そしてさらにその際にミラー根元部の
遮光用の布が本来の位置から外れて
垂れ下がってしまっています。
このまま撮影に使っていると
写真の一部にこの遮光布が映り込んでしまいます。
この布が外れて垂れ下がってしまう症状は
SRT系では意外とちょくちょくあるのですよね。
普通にシャッター切っていると気づきにくい部分なので
しっかり対策を行います。
ミラーアップ自体はシャッターの動きの悪さが原因かと思われます。
当然ながらその状態ではシャッタースピードの精度も出ていないので
幕軸を入念に清掃調整し本来の動きを取り戻す作業を行います。
加えて露出計は動作はしていますがSW部接触不良で
動きが不安定です。
こちらも接点、ハンダ劣化の対策を行なった上で調整を行います。

連動糸が多少邪魔なのはいつものことですが
SR-T系のカメラは頻繁に修理を行うカメラなので
慣れてしまえば大きな問題はありません。
基本的には整備性も良好で
整備調整を行いやすいカメラです。
ファインダ―周りやミラーボックス周辺に
モルトが意外と多く使われいて
ファインダーが屑だらけになってしまうので
このあたりの処置も入念に行っていきます。

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