今日は「ウルトラマンの日」だそうですよ。
子供の頃は良く見てたなぁ。。。
どこまでが再放送で見ていたか覚えてはないのだけど
レオやアストラまでは見ていた記憶がある。。。
一番好きだったのはエースだったなぁ。。。
さてさて
今日は「ニコンF」のカメラ修理を行っています。
最近、登場回数が多いですね。
言わずと知れたニコン最初のプロ向け高級一眼レフです。
1958年に発売開始されたときの価格が6万7000円(5cmF2レンズ付)
ちょっと調べて見たのですが
1958年と現在の金銭価値の差がおおよそですが
20倍くらいのようです。
67000円 x 20 → 134万円!!!
やっぱり当時の高級カメラってものすごく高価だったのですね。。。
今回の個体は以前に別のFを修理してくれたお客様が
「こちらも油切れとプリズムのちょっとした腐食が気になってきて。。。」と
持ち込まれた個体です。
ひととおり動作してはいますが
シャッタースピードのチェックを測定機で行うと
確かに油切れの兆候が見受けられます。
実際のシャッタースピードは1/1000設定で1/700くらいです。
スローガバナも固着してはいませんが少々動きが重いです。
ニコンFアイレベルファインダーのプリズム腐食といえば
真ん中に縦筋が入るパターンが有名ですが
上写真矢印の接眼レンズ周りのモルト腐食を原因とする
ファインダー視野下部の腐食も多く見受けられます。
今回は縦筋は全くないのですが視野下部にモヤモヤと腐食が見受けられます。
これからシャッター駆動部、シャッター幕軸周り、ミラー駆動部、
その他動作部分の清掃注油に本格的に取り掛かります。
ファインダープリズムは腐食のない代替品と交換します。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。