今日は「日本三景の日」ということですよ。
日本三景といえば広島出身の私としては
やはり「安芸の宮島」が一番に思い浮かびます。
厳島神社は世界遺産ですし見所に溢れています。
でも私にとって一番は「宮島水中花火大会」ですね。
今年は8月11日に行われるとのことです。
さてさて
今日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
このカメラも何度もここで紹介させていただいているカメラですね。
いわゆる「ジャーニーコニカ」で大ベストセラーとなったカメラです。
確かにコンパクトで使いやすくてよく写るのですよね。
一部のモデルを除きますが
きちんと距離計が付いているのが良いですね!
今回の個体はいわゆる「家に昔からあったカメラ」とのことです。
巻上げができなくシャッターも押せないとのことでしたが
どうやらフィルムが入っているようです。
巻き戻しクランクも動きません。
ダークバッグの中で取り出してみると
ほぼ巻き戻されていたのですが最後のフィルム端が折れて
スプールに引っかかっていました。
さて、これでシャッター切れるかな。。。と思いきや
「カシャン」と音はするのですが
シャッター羽根は全く動きません。
さらに電池を入れてみても露出計はピクリとも動きません。
まずは下カバーを開けて電池室を外して見ると
予想通り黒リード線が腐食のため外れてしまっています。
これではメーターは動きません。
ちなみに上の写真の電池室の裏部分に
シャッター羽根を駆動させるプーリーがちょっと見えていますが
これがシャッターを切るとクルッと回転しなければならないのですが
シャッターを切ってもピクリとも動きません。
おそらく羽根ではなくプーリーの固着と思われます。
まずはシャッター周りから整備・修理を行っていきます。
その後、レンズ清掃、露出計周り、オート制御周りと
点検整備を行っていきます。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。