今日はいわゆる「寒露」ですね。
露が冷たい空気に触れて霜に変わりそうだ。。。という意味ですが
そこまでではなくともここ数日、
一気に秋の空気に変わり始めた気がします。
個人的にはこれから初冬までが1年で一番好きな季節なので
少し外を歩いてだけでも何とも気持ちいいですね。
さてさて
本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
いわゆる1950年代の「二眼レフブーム」の頃は
今では考えられないほどの数のメーカーが二眼レフを作っていました。
その中でも国産二眼レフの中では最高峰と言われていたのが
このミノルタオートコードシリーズです。
私も祖父の形見で1台持ってますが
非常に写りも良く使いやすく、よく造りこまれたカメラだと思います。
今回、お預かりした個体は
おそらく1950年代半ばに生産された
前期型のオートコードです。
ご依頼者様が十年前くらいまでは
使っていたとのことなのですが
シャッターが切れなくなってから使ってないとのことです。
お預かり時に確認したときも
巻上げクランクは比較的軽快に回るものの
シャッターは切れない状態でした。
チャージができないのか、レリーズできないのか
どちらかな。。。と思っていましたが
とりあえずここまで開けて動きを確認してみたところ
チャージがうまく行えていないようです。
これからまずはシャッターユニット周りの整備から始めます。
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