今日はいわゆる「鏡開き」ですね!
。。。とはいうものの。。。
家でもお店でも鏡餅を供えていない私には
全く関係がなかったりします(苦笑)
よく考えると年末年始のテレビも全く見ていないし
除夜の鐘も聞いてないし、初詣にすら行ってない。。。
全くお正月らしいことをしていないことに気づきました(汗)
まぁ、自分なりに楽しく過ごしたからいいか。。。(笑)
さてさて
今日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行います。
コンパクトな絞り優先AE専用機である「ME」に
最高速1/2000のシャッターとマニュアル露出を加えたモデルです。
さらにファインダースクリーンには
クリアーブライトマットスクリーンが採用され
ピントの山も非常に掴みやすくなりました。
プッシュボタン式のシャッタースピード設定には
好みが分かれるところでしょうが
個人的にはその実力から考えると
現在の中古市場では非常に過小評価されている気がするモデルです。
操作感覚も悪くないし非常に良いカメラだと思います。
発売開始はベースとなる「ME」登場から
3年後の1979年です。
※装着しているレンズは当店のテスト用レンズです
お預かりしている個体は精悍なブラックモデルです。
ME系といえばお約束のミラーアップしたままになる。。。という
トラブルが多いのですが今回のMEスーパーは
ミラーも快調に動作しています。
シャッタースピードもそれなりに出ています。
ただし、ファインダー内のLED表示がちょっと困った状態で
例えばオート時だと仮定して
1/60の位置にLEDが点灯するのが正しい状態だとします。
すると1/60の位置にはきちんと点灯するのですが
全く関係のない他のポジションのLEDまで点滅してしまいます。
ME系のカメラは電子制御機とはいえ
基板自体のトラブルは少ないカメラなのですが。。。
基板そのものよりも基板周りの接点不良の可能性が高そうですね。
シャッターもオートもそれなりに動作しているので
何とか修理可能だとは思います。
一通りの現状チェックが完了したので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
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