今日は「ドラえもん」の誕生日だそうです。
2112年9月3日ということでまだ94年後のことなのですね!
この誕生日、末尾が「1293」ですが
この1293という数字、ドラえもんに関わる数字にやたら登場します。
身長129.3cm、体重129.3kg、スリーサイズは全て129.3cm
ジャンプ力129.3cm、ネズミから逃げるときの速さは
時速123.9km。。。といった具合です。
この129.3という数字、当時の小学4年生の平均身長129.3cmが
由来となっているそうです。連載当初は1969年ですね。
(正確には1968年の9歳女子の平均身長)
ちなみに現在(2015年)の同じく9歳女子の平均身長は
133.4cmだそうです。意外とそんなに変わらないかな。。。
さてさて
本日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
気がつけばキャノン機が続いていますね。
1978年にデビューした通称「カメラロボット」です。
AE-1で確立した電子技術をさらに進化させ
「5モードAE」を始めとする様々な新機能を搭載したカメラです。
(当時のキャノンの発表によると
「AE-1に比べて約3倍の電子化が進められた」とのことです)
ファインダー内のLEDによるデジタル表示も
当時としては非常に斬新なものでした。
外観もキヤノンらしくスタイリッシュですよね。
子供の頃、カッコ良いカメラだなぁ。。。と思っていたことが
鮮明に思い出せます。
正直な話をすると、さすがにこれだけ電子化が進んでいると
場合によっては当店では修理不能と判断させていただくことも多々あります。
LED表示関連のトラブルや
電子部品関連のトラブルであればちょっとお手上げです。
今回、お預かりしているA-1は幸いなことに
電子部品関連の致命的トラブルはないようです。
しかしながらAシリーズ定番のシャッター鳴きが発生しており
オート露出はかなり不安定な上に
メーター、オートともに2段以上オーバーになっている状況です。
抵抗の清掃や調整で何とかなる場合が多いのですが
A-1は2段から酷いときには4段以上オーバーになっている
個体が多いような気がします。
今、手元にA-1をお持ちの方はチェックしてみたほうが良いと思います。
ちょっと余談ですが
「Aシリーズ」のシャッター鳴きは
「マウントのネジを1本外してそこから注油すればOK」と言われていますが
近くには電気接点があり注油の量や入れ具合を間違えると
最悪、全く動かなくなる可能性もございます。
もちろん、今回は各部点検整備一式なのでミラーボックスを外して
シャッター鳴きのギアにピンポイントで清掃・注油を行います。
写真は一通り整備が完了した後のものです。
付属するNewFD50mmF1.4もカビがありましたので
清掃を行いました。
それにしても。。。やはり今改めて見てもカッコ良いカメラですよね。
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