今日は言わずと知れた「昭和の日」ですが
かつての「みどりの日」の関連で
「畳の日」でもあるのですね。
畳の部屋はいいですよねぇ。。。
ばあさんが亡くなって実家を引き払ってからは
本当に縁がなくなってしましたが
風通しの良い畳の和室は
この季節にごろんと寝転がっていると
本当に気持ちが良いのですよねぇ
私は広島県呉市の出身なので
畳のサイズはやはり「京間(本間」が一番なじみ深く
畳の長辺が約190cm、短辺が約95cmというのは
かなり小さなころから覚えていました。
。。。というか、今や畳のサイズが
京間、中京間、江戸間、団地間等々、いろいろあることを
知らない方も多いでしょうねぇ。。。
あぁ、畳の部屋でゴロゴロしたいですねぇ
普通に落ち着いたら山奥の温泉宿ででも
1週間くらいのんびり過ごしたいですねぇ。。。
さてさて
本日は「ニューキヤノネット28」のカメラ修理を行っています。
キヤノネットの修理と言えば
初代か最終モデルのG-Ⅲが多いのですが「28」は
ちょっと珍しいですね。
「キヤノネット28」にも
1968年に発売されたセレン光電池を使用したモデルと
1971年に登場した「ニューキヤノネット28」の2種類が存在します。
今回は後者ですね。
その名の通りコンパクトになった「ニューキヤノネット系」のカメラで
「ニューキヤノネットQL17」がベースになっています。
「クイックローディング(QL)」を省略し
シャッターは他のニュー系同様コパルではあるのですが
いわゆるプログラムシャッターを採用し
他のキヤノネットのようにSS優先AEではなく
プログラム露出で撮影します。
マニュアル露出も省略されています。
よりシンプルに簡単に使えるように仕上げられたモデルです。
。。。とはいえ、初代28のようにゾーンフォーカスではなく
しっかりパララックス補正機能も付いたレンジファインダーを備え
ファインダー内にSSも表示されます。
レンズは40mmF2.8でキヤノンらしい
メリハリの付いた描写をするレンズです。
気軽に撮り歩くのになかなか良いカメラだと思います。
お預かりしているニューキャノネット28は
かなり長い間眠っていたようで
いろいろと問題が散見されます。
露出計の値を基にプログラムAEで撮るカメラなのに
電池室の腐食が酷く露出計が動きません。
もはやこの時点で普通に撮影ができる状態ではないですね
さらにレンズにはカビが多く発生しており
ファインダーは曇りまくりです。
さらにピントリングを操作しても
ファインダー内の二重像が全く動きません。
もちろんモルトは全滅です。
まだ、現状確認を行っただけで
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
もうひとつ気になるのは
フラッシュモード時にはシャッターは無条件に
切れなくてはいけないはずなのですが
その場合にもレリーズが全く押せません。
まぁどちらにしても動く部分は全部見直す必要がありそうですね。
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