月別アーカイブ: 2026年4月

ペンタックスSVのカメラ修理

今日は4月11日で
「し(4)っかりいい(11)」と読む語呂合わせから
「しっかりいい朝食の日」と
「しっかりいい髪の日」なんて記念日が制定されています。
朝食はやはり1日のスタートですし
しっかり食べなくてはダメですねぇ…
勝手な事情ですが私はいつもお昼がカフェオレ1杯だけなので
なおさら朝しっかり食べていないと持たないのですよね(苦笑
糖質制限の関係でお米をしっかり食べるのも朝だけなので
毎朝、少しばかりのおかずと米1合でエネルギー満タンにして
1日に臨んでいます。
昔は「寝起きにいきなり食べられない…」なんて思っていましたが
しっかり睡眠取っていれば寝起きでも食欲は出るみたいです。

さてさて

本日は「ペンタックスSV」のカメラ修理を行っています。
1962年発売のカメラです。
1964年には新世代となる「SP」が発売されますので
SP登場より前の「アサヒペンタックスシリーズ」の
ほぼ完成形といえるカメラです。
ベースは「S3」ですが構造的にもかなり手が加えらていて
非常に使いやすいカメラに進化しています。
機能的にもセルフタイマーが装備され
フィルムカウンターも自動復元式となり
露出計こそ装備されませんが
マニュアルのフィルムカメラとしてそれ以降のカメラと
遜色ない最低限の機能が一通り揃っています。
カメラボディはこのくらいのシンプルさが
ちょうどいいのよね…と思わされるカメラです。

お預かりしている「SV」はご依頼者様のお宅で
ずっと使われているカメラなのだそうです。
さすがに近年は出番が少なく
あまり動かされてはないようですが
20年前に一度オーバーホールも行っているらしく
コンディションはかなり良い方かと思われます。
ただし、現在となってはさすがにシャッターの動きが悪く
明らかに幕の動きが悪いのがフィルム室から見ていても
目視でわかるような状態です。
SPより前の「アサヒペンタックス系」は
未整備の場合、シャッター幕の劣化が深刻な場合がほとんどです。
今回はフィルム室から見ている分には比較的
幕のコンディションはよかったのですが
分解してフィルム室から見えない部分をチェックしてみると
特に後幕の一部にかなり幕の硬化が進んでいて
これがシャッターの動作不良の原因かと思われます。
そして後でわかったのですが
ずいぶん昔の話だとは思われますが
先幕のみは過去に交換歴があるようです。
それでも先幕の硬化も少し始まってはいましたので
ご依頼者様との相談の結果
どちらも幕交換を行うことになりました。
やはりそれが一番問題ない処置だと思います。

現王を確認するためにある程度分解していますが
これからさらに進めて
シャッター幕交換を行っていきます。
その際に当然ながら幕軸や巻上駆動部、ミラー駆動部等の
清掃整備を行います。

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ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「よいPマンの日」だそうですよ。
冬春期の「ピーマン」の主産地である
茨城県、高知県、鹿児島県、宮崎県の4県のJAグループで組織する
「がんばる国産ピーマン」プロジェクトが制定しています。
日付には「P」と「9」の形が似ていることから
「よ(4)いP(9)マン」「4県のP(9)マン」の語呂合わせなどからだそうです。「ピーマン」の出荷量が増える4月に
より多くの人においしいピーマンを食べてもらうことが目的とのことです。
ピーマン、苦手な方ってやっぱり多いのですかね?
私は子供のころから普通に食べられましたが
確かに少々の苦みが独特ですよね。
大人になると軽く炒めて塩コショウするだけで
ビールのつまみにめちゃくちゃ合うので重宝しています。
香ばしくてあの少し苦み走ったとこも美味しいのですよねぇ…
ちょっとした付け合わせにもにも使いやすいので
割とスーパーでよく買います。
ビタミンCが豊富で、ピーマン1個あたり80mgのビタミンCが含まれており
トマトの5倍にも相当するそうですよ。

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
1966年発売のカメラです。
ミノルタ初のTTL測光方式と開放測光を搭載したカメラです。
丈夫で使いやすいカメラで7年以上に渡って生産が続けられた
ロングセラーモデルです。
後継機に当たるSR-TスーパーやSR505/SR101も
基本的な構造はこのSR-T101がベースになっていて
それらでミノルタの機械制御シャッター一眼レフが
終焉を迎えてしまうので
ミノルタの機械制御シャッター一眼レフとしてはこのSR-T101で
ほぼほぼ完成形といえるかもしれません。

お預かりしている「SR-T101」は
シャッターは一通り動作していますが
やはり各部の動きがいまひとつよろしくなくて
高速シャッターの精度は出ていません。
先幕が少し遅いため1/1000はかろうじて開いてはいるものの
もう少し動きが悪くなると一部が開かなくなりそうです。
後幕の動きが比較的良いため
お決まりのミラーアップ等は起こらず
一見すると調子よく動いているようにみえます。
露出計関連は全くダメでBCは少し反応するものの
露出計モードにすると全く指針が動きません。
いつものSW周りの接触不良もあるのですが
ハンダ劣化が進んでいるための接触不良があるようです。
比較的、SR-T系では多いトラブルです。

開放測光に関連する連動糸が比較的多く
整備時には一部を取り外す必要があるので
正しい手順がわかっていないと整備に苦労するカメラです。
ただし、手順を把握していれば
整備性自体は非常によく
分解整備を行うときのことも
よく考えられた構造になっています。
ファインダー周りに内部モルトが多いので
分解時にはこのあたりの処理を入念に行わないと
せっかく清掃をしてもすぐにファインダーが
ゴミだらけになってしまいます。
SR-T系は当店では修理依頼の多いカメラなので
比較的弱点等は分かっていますが
それだけはなく入念に分解整備を行っていきます。

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「オープンカーの日」だそうですよ。
「4月」が桜の舞う中を走れる
オープンカーにとって最高のロケーションの時期であることと
オープンカーは「五感」に訴えかける車であることから
4月5日に制定されたそうです。
確かにこの季節も非常に気持ちよいですが
オープンカーは真夏以外はどの季節でも
気持ちよいですよね。
バイクも開放感ありますがヘルメット不要で
気軽な服装で乗れるオープンカーはさらに開放感ありますね。
真冬でもシートヒーター搭載車なら
十分に暖かいのですよねぇ
反対に冷たい風が気持ちくらいです。
いざとなれば幌閉めればいいだけの話だし…
私も過去にオープンカー乗っていた時期がありましたが
天気の良い日は四季を問わず幌を開けてました。
もう所有して乗ることはおそらくないでしょうが
気持ちよいのは間違いないですね

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
もはや他に比べるものもない
孤高の存在のハーフ判一眼レフカメラです。
ハーフ判一眼レフカメラというだけなら
他にも少ないながら全くないわけではないのですが
ハーフ判であることに特化して
35mm判とは全く違う構造でハーフ判であることの
メリットを最大限に出そうとしているカメラは
私の知る限りでは「ペンFシリーズ」だけかと思います。
いつも書いているので割愛しますが
ロータリーシャッター採用、
独特のファインダー光路とその構造
それらに伴う独特のデザイン
機械構造的にも他で見られない部分が多いカメラで
それだけで非常に魅力的です。
最初の「ペンF」は1963年に発売され
その後、露出計、セルフタイマーを内蔵し
巻上をダブルストロークからシングルストロークに変更した
「ペンFT」が1966年に発売されています。
今回お預かりしているのはシンプルな最初の「ペンF」です。

独特の構造で小型化を進めているせいもあって
生産から60年経過した現在では
いくつかのウィークポイントも見られるカメラではあります。
今回もそうですがミラー駆動部に比較的動作不良が起こりやすく
未整備で汚れや油切れを起こしてしまうと
ミラーアップしたまま固着してしまうという現象が起こりやすいカメラです。
加えて最高速の1/500以外のシャッタスピードでは
ガバナを使用してシャッタースピードの制御を行っているのですが
そのガバナが粘ったり固着を起こしたりする症状も
よく見受けられます。
今回お預かりしている「ペンF」でも両方の症状が確認されています。
他にも今回の「ペンF」では問題ないのですが
プリズムが腐食してしまっている個体が
比較的多いと思われます。
ちなみに当店では既に「ペンF」の交換用プリズムは在庫がありませんので
残念ながらこれに関しては対応不可能となります。

他のカメラでは全く見られない独特の構造ばかりのカメラですが
そのあたりが把握できていて手順さえわかっていれば
整備性は良好なカメラです。
今回はいずれにトラブルも積年の汚れや油切れが原因と思われるので
とにかく各駆動部をスムーズに動作できるように
整備を行っていきます。
「ペンF」は当店でも修理依頼が多いカメラなので
そのあたりの手順はさすがに頭に入っています。
…とはいえ、デリケートな部分が多いカメラなので
慎重に分解整備を行っていきます。

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リコー35デラックスのカメラ修理

今日は「写真シールの日」だそうですよ。
ここでいう「写真シール」は
いわゆる「プリクラ」のことですね。
プリクラは『プリント倶楽部』を開発した
株式会社アトラスの登録商標となっているそうです。
「プリント倶楽部」以外にも写真シール機は
いくつもの存在しているので
「写真シールの日」なんですね。
でも一般的には「プリクラ」としか呼ばないですよね。
人気のピークは2000年頃ですね。
私はもう結構なおっさんでしたが
それでも当時は結構プリクラ撮ってますね(笑
貼らなかったものは意外とちゃんと保存しています。
少し前に写真を整理したときに
当時のプリクラもアルバムに整理したのですが
普段の写真以上にテンション高いものが多いことと
4~5人で撮ったものも多くて
これはこれで貴重な思い出になりますね。

さてさて

本日は「リコー35デラックス」のカメラ修理を行っています。
1956年発売のカメラです。
レンジファインダー搭載のレンズシャッター機です。
巻上レバーが底部に配置される「ピストルレバー」タイプで
レトロなデザインでもあり
1950年代の良い雰囲気を醸し出しているカメラです。
搭載れるレンズは写りの評価の高い
リコマット45mm F2.8です。
シャッターユニットはこの時代の高級機によく搭載されていて
お馴染みのセイコーシャMXです。
B・1s~1/500をカバーします。

お預かりしている「35デラックス」は
かなり長い間、使われずにしまい込まれていたようです。
ただ保管状況は悪くなくさすがにレンズやファインダーに
多少のカビは発生していますが清掃で何とかなりそうなレベルです。
シャッターも一応は動作していますが
レンズシャッター定番の羽根粘りが発生していて
明らかにシャッター羽根の動きが緩慢です。
巻上にも油切れの兆候もあり
やはり普通に使うにはしっかり整備したうえで
ゆっくり長い眠りから覚めてもらう必要があるようです。

50年代のレンズシャッター機なので
基本的にシンプルな構造のカメラですが
巻上等になかなか独特な造りがあって面白いカメラです。
シルバー仕上げの鏡胴は随分汚れてしまっていますが
整備後に磨き上げればかなりの高級感もでそうです。
「デラックス」の名の通りの質感も出るように
しっかり整備を行っていきます。

オリンパス35EDのカメラ修理

今日は「五百円札発行記念日」だそうですよ。
1951(昭和26)年のこの日に
政治家・岩倉具視の肖像の500円札が
日本銀行より発行されたことの由来しています。
当時の1000円札と100円札の間を埋めるべく
登場した500円札(B号券)でした。
さすがにこの五百円札にはなじみがないですね。
続いて1969(昭和44)年11月1日には
500円札(C号券)の発行が開始されたました。
B号券と同じで、表面は岩倉具視、裏面は富士山で
原画像はB号券と同じものを使っているため
全体的なデザインはよく似ているが印刷はより精緻になりました。
このタイプの五百円札はなじみがありますし
普通に使っていました。ほかの紙幣とは異なり青っぽいお札ですね。
1982(昭和57)年に500円硬貨が発行された後も
1985(昭和60)年までこの500円札の製造は続けられ
1994(平成6)年4月1日に支払いが停止されました。
懐かしいですね。
でも今となっては五百円はやはり硬貨のほうが
使いやすそうな気もしますね、

さてさて

本日は「オリンパス35ED」のカメラ修理を行っています。
昨日のブログの「35DC」のボディに
既に登場していた「35EC系」の電子制御システムを
載せたようなカメラです。
搭載されるレンズはDズイコー38mmF2.8です。
シャッターユニットはこの時代、
他メーカーの電子制御機でもおなじみの
セイコーESFシャッターを搭載します。
電池はNR52を2個使用します。
現在の電池で置き換えるにはアダプタ等が必要です。
コンパクトでより気軽に撮影を楽しめるカメラですが
このタイプの電子制御シャッター機は
修理不可能な場合も多いカメラです。

お預かりしている「35ED」は
ご依頼者様の生まれ育った家に子供のころからあった
カメラということですが
記憶にある頃には既に壊れていて
子供時代のご依頼者様のおもちゃ代わりになっていたそうです。
…なのでご依頼者様はこのカメラが
正常に動いている姿を見たことがないということです。
お決まりの電池室腐食で電源が入らずシャッターは不動
レリーズも妙な位置で固着してしまっています。
腐食がどのあたりまで拡がっているかがポイントになりそうです。

現状を確認すrためにまずはある程度分解を進めますが
なんとかなるような気もします。
ただ基盤が正常かどうかはこれからもう少し詳しく調べてみます。
幼少期の思い出のカメラということなので
なんとか復活させてあげたいですね。

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オリンパス35DCのカメラ修理

今日から新年度!ということで
「エイプリルフール」ですね。
悪意のない嘘をついてもよいとされる日で
イギリスでは嘘をつける期限を正午までとする風習があるが
それ以外の地域では一日中行われます。
今はあまり聞きませんが
直訳の「四月馬鹿」なんて言われていましたね。
英語では「April Fools’ Day」であり
「April fool」はその日にだまされた人を指すそうです。
そんな「エイプリルフール」の起源は
諸説あってはっきりしていないのだそうです。
SNSなんかを見てると
企業の広報担当さんがいろいろと面白い噓というか冗談を言っていて
なかなか面白いです。
あ、当店は特におもしろいことなんて言えないので
いたって今日も普通に運営していきます(笑

さてさて

本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
1971年発売のカメラです。
モデル名の「DC」はデラックスなコンパクトです。
シャッター自体は機械制御で電池がなくても
駆動できるのですが
露出計連動のプログラムオート露出専用機のため
露出計がある程度明るさに反応していないと
「明るさが足りない」と判断して
シャッターロックがかかる仕組みになっています。
そのため実際には電池がないとシャッターを切ることができず
加えて露出計も動作していないと動かせません。
40mmF1.7の大口径レンズを搭載しますが
これも光量が少ない場合でも可能な限り
シャッターが切れるようにするための大口径レンズです。
「使いやすくて、間違いなくよく写るカメラ」として
なかなかの人気を集めたカメラでした。
そのため現存数も多く当店にも修理依頼の多いカメラです。

お預かりしている「35DC」は
露出計やオートの精度に少々問題があるものの
とりあえずはシャッター、オート制御は動作している状態です。
今回の一番大きな問題は
「裏蓋が全く開かない」という点です。
ボディ脇のレバーを引くと裏蓋ロックは外れていると思われるのですが
裏蓋の開口部がガッチリと挟み込まれたままになってしまい
ビクとも動きません。
モルトが劣化して粘着しているとかというレベルではなく
完全に挟み込まれている状態です。
で、原因をよくよく観察してみると
ボディ下部が落下等のショックでかなり変形しています。
裏蓋自体も変形していますが
下カバー、さらにダイキャストの一部まで変形してしまっています。
そのため裏蓋が全く開かない状態になっているようです。
ダイキャスト側の変形はかなり厄介ですが
なんとか他に影響が出ないように修復を行っていきます。

少々苦労しましたがなんとか裏蓋は
普通に開閉できるようになりました。
これからやっと通常の清掃整備調整を行っていきます。
フラッシュマチックがある関係もあり
指針挟み込み型のプラグラムオート専用機にしては
意外と中身はややこしいことになっているカメラです。
ボディがコンパクトな中に
なかなかぎっしりいろいろ詰め込まれているので
整備性はあまりよくありません。
それでも何度も修理整備を行っているカメラなので
手順はわかっているので
これから集中して慎重に分解整備を行っていきます。

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