日別アーカイブ: 2026年7月16日

ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「虹の日」だそうですよ。
「なな(7)いろ(16)」(七色)と読む語呂合わせと
梅雨明けのこの時期に空に
大きな虹が出ることが多いことからだそうです。
この頃から夕立の多い真夏にかけては
虹を見る機会が多いですね。
現在の日本では一般的に虹は七色とされていて
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の七色とされています。
これも幕末から明治初期にかけて定着したようで
「ニュートンの虹は七色説」が根底にあるといわれています。
虹の色の数も地域によっては随分違いがあって
アメリカやイギリスでは6色が主流で
ドイツや中国では5色、
他にも2色と考えられている地域も多いようです。
ところで一般的に虹は太陽光によって起こりますが
同様に月光によっても起こるそうです。
この場合は月虹と呼ばれ
月虹は低空に明るい月があるなどの
限られた条件でないと見られないそうです。
もちろん見たことないのですが
一度はお目にかかってみたいものです。

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
1959年の発売のカメラで前年に発売された
トップモデル「SR-2」から1/1000を省略した
普及クラスとして発売されました。
ただし、「SR-1」の説明でいつも書きますが
トップモデルは「SR-2」、「SR-3」、「SR-7」とモデルチェンジされる際に
モデル名も変更されていきますが
その直下のモデルである「SR-1」はその時代のトップモデルを
常にベースとはしながらもモデル名はずっと「SR-1」のままだったため
「SR-1」というモデル名でボディ形状や内部機構が
全く異なるものがいくつも存在します。
今回の「SR-1」は外部露出計連動ソケットがなく
シャッタスピードダイヤルのSS設定が等間隔であることから
「SR-3」の発売と同時に内部機構が一新された
1960年型の「SR-1」かと推測されます。

お預かりしている「SR-1」はひととおり動作はしているものの
やはり長い間、眠っていた個体だと思われ
機械的駆動部のあちこちで本来の動きとはいかないようです。
ミラーアップしたたままになったりとかはないのですが
シャッター幕の動きはやはりかなり良くなく
1/500を測定してみると実測は1/100ほどしか出ていない状況です。
特に後幕の幕速が極端に遅い状況です。
入念な幕軸の清掃整備の上での調整が必要な状態です。
付属の55mmF2レンズもレンズ自体は細かい拭き傷以外は
比較的良好なもののピントリングがスカスカで
絞り羽根にはべっとり油が滲みだしていて
羽根が粘っているような状態です。
こちらも一通りの清掃整備を行っていきます。

SR-1,2,3はフィルム室も含めて使われているモルトが
少なく、モルトを原因とするプリズム腐食は皆無なのですが
蒸着自体の劣化で腐食している個体が多い印象です。
今回も一見、ファインダー視野はクリアに見えたのですが
よくよく観察してみると蒸着面にうっすらと剥離がみられ
薄い茶色の線状の腐食が全体的に見受けられます。
プリズムを降ろして単体で見ると非常に分かりにくいのですが
実際に装着して接眼レンズで拡大するとわかる程度の腐食です。
このままでも極端に視野に悪影響がでることは
現状では少ないですが今回は打ち合わせの結果
もう少し新しめの状態の良い
中古良品のプリズムと交換で対処いたします。
これに加えて今回の整備で
まだまだ長く安心して使える状態になると思います。

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