ミノルタALSのカメラ修理

今日は12月22日。。。
1902年の12月22日に「年齢計算ニ関する法律」が施行され
それまでの「数え年」に代わって「満年齢」を使用するように定められたとのことです。
私が子供の頃はばあさんがよく「数えで何歳」とか
テレビの誕生日紹介とかでも「満○歳の誕生日」とかを
よく聞きましたが最近はもう聞くことがないですね。
「数え年」の数え方を知らない方も多いだろうなぁ。。。

さてさて

今日は「ミノルタALS」のカメラ修理を行っています。
ALS。。。怖い病気の話じゃないですよ(笑)
「世界一薄いレンジファインダー機」を目指して作られた
「ミノルチナS」の後継機ですね。
ミノルチナSではセレン光電池を使用していた露出計が
CDSに変更され、それに伴って電源SWや電池室が追加されたモデルです。
ミノルチナ同様、当時はあまりヒット作とはならなかったようですが
今見ると非常に魅力的なコンパクトさや扱いやすさは
ミノルチナSと全く同一です。
現在では劣化のため全く起電しないものも多いセレン光電池に比べると
まだCDSのほうが生き残っている可能性は高いですね。
(劣化していないという意味ではありません)

話が少し逸れますが
ミノルチナSの輸出版には「Minolta AL-s」という名前でした。
最近は輸出版が国内に戻ってきて再販されていることもあるので
ちょっとややこしいですよね。

今回、お預かりの個体は
ご依頼者様が「一眼レフよりもっと気軽に持ち歩けるコンパクトカメラを」とのことで
最近、購入された個体とのことです。
個人的にもとても良い選択だと思います。
40mmF1.8の大口径レンズ画角的にも絶妙ですし
露出はマニュアルで撮るカメラなので
意図した絞りやSSで撮影することができ
ちゃんとレンジファインダー搭載。。。
見た目もスマートでカッコ良いですね。
欠点の少ないカメラだと思います。

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「本格的に使う前に整備一式を行いたい」とのご所望です。
一通り動作はしていますが露出計が少々不安定です。
できる限りの整備・調整で対応します。
他、シャッターユニット部点検整備、レンズ・ファインダー清掃
距離計調整等々をこれから行います。

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